2021年04月28日

台湾パイナップルを食べてみた

 
貿易上のトラブルから台湾産のパイナップルがちょっとした話題となったのは2月末頃だっただろうか。
 
日本への輸出が増えるらしいという噂も聞き、(これは食べて応援だ!) などと思いつつも、近所のお店ではなかなか見かけることもなく...
 
しかし
「その日」は突然やってきた。
 
仕事帰り、普段はめったに立ち寄らない駅前のスーパーマーケットの前をたまたま通りかかると、店頭のワゴンにパイナップルが積まれている。
(もしや!) と思い手に取ると...
 
これだ!
 
 
迷わずまるっと1顆購入。
2日ほどおいてから切ってみた。
イメージに反して、サクサクと包丁が入る。
(皮がもっと硬いと思っていた)
 
 
 
 
甘〜い!
そしてよい香り!
まろやかでみずみずしい美味。
舌の上でチカチカする、あの独特の刺激は皆無。
「芯まで食べられる」とも聞いていたが...
むしろ (芯はどこに?) という感じ。
 
僕の中でのパイナップル観が180°変わった!
リピート必至のおいしさである。
posted by 小澤和也 at 10:21| Comment(0) | 日記

2021年04月17日

ケルテス48回目の命日に

 
4月16日はハンガリーの名指揮者イシュトヴァン・ケルテス(1929-1973)の命日。
久しぶりに彼のディスクを何か聴くとしよう、と手に取ったのがウィーンフィルとのこの2曲。
 
 
§シューベルト: 交響曲第6番ハ長調D589
(1971年4&10月録音)
屈託のない明るさ、溌剌としたリズム、そして溢れる歌心...
作品のもつ魅力とケルテスの若々しい音楽性とが見事に調和した演奏。
 
第1楽章、序奏に続く主部Allegroをケルテスは心持ち速めにとり、当時シューベルトが大いに感化されていたイタリアオペラの序曲のスタイルをくっきりと描き出している。
また第2楽章において我々は、ウィーンフィルとの厚い信頼関係から滲み出たであろう親密な音楽を聴く。
 
唯一意外だったのが終楽章のテンポである。
作曲家の指定はAllegro moderato、その主題もややおっとりとした曲想であるにもかかわらず、ケルテスはこれを第1楽章主部よりもさらに速く始めるのだ。
実は、この楽章のコーダ(結尾)の楽想は上記アレグロ・モデラートよりもずっと速く演奏されるべきもので、指揮者は皆この部分の扱いに頭を悩ませるのだが、ケルテスは楽章冒頭から速めのテンポをとることでこの問題をあっさりと解決している...いかにもケルテスらしいやり方、ということになるだろうか。
 
 
§モーツァルト: 交響曲第40番ト短調K.550
(1972年11月録音)
言わずもがなの名曲、名盤である。
モーツァルトの晩年の不遇を思い、またト短調が彼にとっての宿命的調性であるがゆえに、後世の我々はこの作品に対してさまざまに思いを巡らせてきた。
そして「苦悩」「愁傷」「疾走する哀しみ」といったキーワードがイメージとして定着する。
 
しかしケルテスはこの交響曲に「暗さ」の解釈を施していないように思える。
スコアに対するひたすら忠実なアプローチ。
「楽譜通りにやれば佳いモーツァルトになるのだ」
という揺るぎない確信を持っているかのようだ。
テンポは常に自然であり、ウィーンフィルの音色も明るい。
それでいて、流れ出る音楽は実に表情豊かなのである。
端正だがロマンティックでもあり、微笑みを見せつつも密やかな涙がある。
posted by 小澤和也 at 01:09| Comment(0) | 日記

2021年03月22日

立川トゥーランドット、無事終演

 
立川市民オペラ公演2020-21
プッチーニ「トゥーランドット」ハイライト
&ガラコンサート
 
おかげさまをもちまして二日間の公演を無事終えることができました。
未だ厳しいコロナ禍の状況のなかお運びくださった皆さま、心に留めて応援してくださった皆さまに感謝申し上げます。
 
 
本番の1週間前にPCR検査を受けました。
(もちろん初体験)
出演者・スタッフ他、公演に携わるすべてのメンバーが受検、全員が陰性であることを確認したうえでの劇場入りでした。
舞台稽古が始まってからも、感染拡大防止のためあらゆる行動パターンに制約が課せられましたが、思いはみな一緒でした。
「とにかく幕を上げよう」
「よい舞台を創るんだ」
 
 
キャストの皆さんの歌唱は真に素晴らしく、客席に向けて音楽の愉しみと悦びをキラキラと振り撒いているさまが見て取れました。
管弦楽と合唱も、限られた準備期間のなかで最善のパフォーマンスだったと思います。
敢えて一つだけ挙げるならば...
千秋楽のトゥーランドット第1幕終盤、カラフ (福井敬さん) のアリア「泣くな、リュー」のあたりからオーケストラのサウンドがみるみる変わりはじめ、そのあとのコンチェルタント、さらにコーラスが加わる場面から音楽全体がぐるぐるとうねり出し...
それでもアンサンブルは全く乱れず、照明の妖しい美しさも相俟って驚異的なエンディングに到達する〜
僕は映写室から舞台へ向かってペンライトを振っていて、身震いが止まりませんでした。
歌の力、音楽の力というものをひしひしと感じさせられた瞬間でした。
 
映写室 (通称: 金魚鉢) 
 
 
終演後。
いつもなら皆で固い握手、そして肩を叩き合いながら喜びと達成感を分かち合うのですが、今回はそれも叶いませんでした。
それぞれが身の回りと各自の持ち場を片付けて解散、お世話になった方々 (総監督、制作統括、演出家、舞台監督、そして音楽スタッフの仲間達etc.) に御礼の言葉を申し上げることもできませんでした。
「打ち上げ」が出来ない、というのがこんなにも寂しいことなのだなあと改めて実感しました。
 
 
地元に戻り、馴染みのピッツェリアで一人打ち上げを開宴。
1杯目、苦楽を共にした副指揮仲間&いろいろ助けてくださったコレペティチームに...
乾杯!
 
2杯目は、市民オペラ合唱団の団員さんの多くがやむなく参加を断念されてゆくなか、今回の公演が立ち消えぬよう支えてくださったコーラスサポートのメンバー各位に...
乾杯!!
 
そして3杯目は...
PCR検査をはじめあらゆる感染対策のための手段を整えてくださり、この日まで献身的に支え続けてくださった地域文化振興財団、とりわけスタッフOさん&Yさんに、心からの感謝をこめて...
乾杯!!!
 
 
 
 
 
 
 
posted by 小澤和也 at 18:15| Comment(2) | 日記

2021年03月12日

あの日から10年

 
3月11日。
あの東日本大震災から10年。
鎌倉・鶴岡八幡宮では今年も宗教の垣根を越えて宗教者の方々が参集、追悼供養復興祈願祭が執り行われた。
 
出掛けようかとても迷ったのだけど...
新型コロナ禍のこともあり、今回はインスタグラムのライヴ配信を通して祈ることに。
 
 
14:46、黙祷。
 
 
 
 
 
 
神職、僧侶、牧師によるそれぞれの祈り。
初めて見ることのできた、舞殿内部のカメラが捉えた “祈りびとたち” の姿はほんとうに美しかった。
 
ありがとう、インスタグラム。
でも...
やっぱりこの場に居たかったな。
 
 
〜10年前のあのとき〜
新宿の商業ビル9階で遭遇した凄まじい横揺れ。
数十分の待機ののち非常階段で地上へ。
そして駅へ向かうも、JR線は運転再開の見込み無しとの報。
自動改札機越しに構内のモニターTV (画面はNHKニュースを映していた) で畑地を不気味に進む津波の映像を見る。
コンビニで水とおにぎりと傘を購入し、家までの約20kmを徒歩で帰宅。
大勢の人が歩道を黙々と歩いていた。
 
あの日の光景は今もありありと僕の脳裏に浮かぶ。
そして...
僕らはそれを決して忘れてはいけないのだと思う。
天災の恐ろしさを心に留めておくために。
犠牲者・被災者の方々にこれからも想いを寄せ続けてゆくために。
 
posted by 小澤和也 at 01:24| Comment(0) | 日記

2021年02月28日

Zoomレッスン初体験

 
Zoomを使って
農工グリーとのレッスンをやってみた!
 
演奏会に向けての今季初回のレッスン。
もちろん対面でのそれを予定していたのだけれどコロナ禍において実施が困難な状況に。
そこでメンバーから提案が。
「オンラインでの練習、できないでしょうか」
 
 
Zoomとは...
インターネットを通じて遠隔地のユーザー間で映像・音声などのコミュニケーションを行うことのできるオンラインでのミーティングツールである。
 
まずは学生指揮者Nさん&WさんとZoom会議。
グリーのメンバーはパート練習などで既にこのツールを活用している。
Zoomでもって出来ること/できないことを確認しながらどのような練習が可能かを一緒に考えた。
「僕が振ってそれを見ながらみんなが歌うことってできるの?」
「パート全員で同時に歌ったらどう聞こえるの?」etc.
この新しいツールにまったく不慣れな僕の質問ぜめに付き合ってくれた二人に感謝。
 
 
打ち合わせの中で、次のようなプランを立ててみた。
・メンバーの一人に歌ってもらい、それに対して僕がテンポ感や表情などの細かい指示を与える (音やリズムの間違いも直す) 
・これを数回繰り返す
・一連のやり取りを同じパートのメンバー、もしくは全員が視聴し共有する
・歌う箇所およびパートは事前に僕が指定する
・一ヶ所につき数小節〜十数小節程度
 
 
そしてレッスン当日。
一人ずつの声しか聴けないのはやはり残念ではあるけれど、各人の事前の音取りがしっかりできていたおかげでレッスンは思いのほかスムーズに進行した。
音程とリズムはほぼ正確に聴き取ることができたが、音量やニュアンスまではさすがに難しいか。
それでも、こちらが求める演奏コンセプトや楽曲イメージを彼らに伝えることはある程度できたと思う。
曲づくりの初期段階のレッスンであれば、まずまず使えるツールであるかなと感じた。
 
 
正味2時間ちょっと、全5曲。
参加してくれたメンバー達の率直な感想を聞いてみたい。
少しでも実のあるレッスンであっただろうか。
ともかく、みなさんお疲れさまでした。
 
 
次回の練習 (来月) は対面でできますように...
posted by 小澤和也 at 12:03| Comment(0) | 日記