2010年02月20日

光明

今週も合唱団あしべの稽古へ。
前回苦労した「ねこじゃらし」(新実徳英「花に寄せて」より)に再挑戦。
メンバーの必死の努力の甲斐あって、ほんの少し「光明」が見えてきたか。
〜よし、この調子だ!


久しぶりに家で飲む。
CHIMAYのホワイトをいただく。
ベルギービール…口当たりはとてもいいが、アルコール度数が高い。
チーズをつまみながら、至福のひととき。
posted by 小澤和也 at 00:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2010年02月18日

私の愛聴盤(2)

§ブラームス/ハイドンの主題による変奏曲
 ジョージ・セル指揮クリーヴランド管('64年録音)

初めて聴いたのは大学生の頃である。
当時、本業の勉強もそこそこに、サークル活動の合唱に熱中し演奏会や展覧会にもせっせと通っていたものだった。
ある日、美大に通う友人からブラームスのLPを借りた。
その余白に入っていたのがこのハイドン・ヴァリエーション。
(メインは第3交響曲だったと思う…そちらの記憶はほとんどない)
その友人も、「変奏曲がとてもいい」と言っていた。
そしてこう付け加えた…「これを聴いていると『青』を感じるの」
「ふーん…」
躍起になって聴いたが、当時の私にはよく解らなかった。
(さすがは美大生だな…面白いこと言うなぁ…)
なんて思っていたかも知れない。

つい最近、久しぶりにCDを買い求めて聴いてみた。
確かに「色」を感じる!…『青』、あるいは『碧』に近いか。
この指揮者の清廉な音楽創り、そしてオーケストラの切れ味良い音の断面に、光る碧が見えるような気がするのだ。
そのときに友人が感じた『青』と同じかどうか、今となっては知る由もないが…
磨かれた音色と完璧なプロポーションがこのうえなく魅力的な演奏である。

木目の手触りのようなベイヌム盤、長編小説のようなフルトヴェングラー盤など、他にも好きな演奏は多いが、現在のお気に入りはこのセル盤である。
posted by 小澤和也 at 22:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛聴盤

2010年02月17日

演ずること、歌うこと

「小町百年の恋」稽古へ。
今日で三日連続となる。
今週はじめより立ち稽古に入り、いよいよ本格始動といったところだ。
タイトルロールの腰越満美さんはじめ、皆さん素晴らしい歌声を聴かせてくださっている。

オペラであるからには当然のことながら、この段階で歌い手は譜面を外さなければならない。
これは大変なことだ。
歌唱と演技の両立…そのためにできる最大限のフォローをしたい。
音楽スタッフの一員として切に思う。
posted by 小澤和也 at 22:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2010年02月16日

ブノワ(2):ブノワの生涯[1]

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ペーテル・ブノワ(Peter benoit)は、1834年8月17日、ベルギー・フランドル地方南西部のハレルベケに生まれた。
【ネーデルランドから独立し、ベルギー王国が成立したのが1830年の
 ことである。それまでこの地域は数百年にわたり、スペイン・オー
 ストリア・フランスなどの支配下にあった。】
フランドルはオランダ語圏であるが、当時のベルギーはフランス語を用いる少数のエリートの支配が優位を占めていた。
そしてフランドル地域は政治的、また文化的にも軽視され、疲弊していた。
若き日のブノワもやむなくフランス語で手紙を書き、自らの名前をフランス風にPierre(ピエール)と綴っていた。

1851年、首都ブリュッセルの王立音楽院に入学、F-J.フェティスらに作曲を学ぶ。
当時のブノワはかなり厳しい経済的状況にあったようである。
卒業後もブリュッセルに留まり、1857年、カンタータ「アベルの殺害」でベルギーのローマ大賞を受賞、ドイツ主要音楽都市への留学を認められた。
【「アベルの殺害」のテキストはフランス語である…当時の政府によ
 って約定されていた】
彼はドレスデン、ライプツィヒ、ミュンヘンに滞在、またベルリンではこの頃に作曲の「アヴェ・マリア」が演奏された。
この作品は二重合唱で書かれている…ブノワはこの美しい小品に「作品1」の番号を与えた。
そしてこれが、彼の作曲家としてのキャリアの本格的なスタートであった。

(つづく)
posted by 小澤和也 at 21:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽雑記帳

2010年02月15日

ブノワ(1):ペーテル・ブノワをご存じですか?

ペーテル・ブノワ(Peter benoit,1834-1901)は、ベルギー、アントウェルペン地方に生まれた作曲家・指揮者・教育者である。
後半生をアントウェルペンでの音楽教育に捧げたため、作曲家としてはほとんど知られていないようである。
母国ベルギーにおいてですら、彼の作品が取り上げられる機会はそう多くないという。
(そこには、様々な歴史的事情があるようなのだが…)

私がブノワに興味を持つきっかけとなったのが、彼の "Hoogmis"(荘厳ミサ)との出会いである。
素朴ながら美しい旋律線と、しばしば現れる絶妙な転調にまず惹かれた。
またこの曲は、他の多くのミサ曲と異なり、全曲を通して合唱が重要な位置を占める。
(独唱はテノールのみ)
そして最大の特徴が、大小二群の混声合唱を用いている点であろう。
さらに、そのうちのKlein Koor(小合唱)にはtuttiとsoloの指定がある。
これにより、非常に立体的な響きの造形が実現されているのだ。

…とまあ、魅力を語りだすとキリがない。
これから少しずつ、ブノワと彼の作品について書いていきたいと思う。
posted by 小澤和也 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽雑記帳