2010年02月14日

今日は何の日?

茅ヶ崎交響楽団の弦分奏へ。
ラフマニノフ晩年の大作「交響的舞曲」のフィナーレを集中して稽古。
とにかく難曲である。
聴くだけならば、この作曲家特有の絢爛なサウンドと甘美なメロディにひたすら身を任せているだけで良いのだが…
演奏する側としてはそれなりに大変だ。
和声もリズムも複雑さを窮める。

テンポを落として念入りにさらう。
そして再度、全ての声部を合わせたとき…
響きが変わり、ラフマニノフに「一歩近づく」、この瞬間が嬉しい。
(セクション練習はこの繰り返しだ。)

帰り際に、ある団員さんからサッと紙袋を渡された。
「えっ?」と思ったが…すぐに状況を理解した。
今日は「2月14日」だったな、と。
posted by 小澤和也 at 22:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2010年02月12日

悪戦苦闘…

合唱団あしべの稽古へ。
「ドイツ歌曲」にここのところずっと取り組んでいる。
「野ばら」「菩提樹」「歌の翼に」など、美しい日本語訳のあるものも多い。
簡潔で折り目正しい楽曲様式、そして何より美しいメロディに味わい深い魅力を感じる。
今日も「春へのあこがれ」「ローレライ」を歌い込む。

これらと並行して練習しているのが、新実徳英「花に寄せて」である。
第2曲「ねこじゃらし」…軽快なテンポと跳ねるようなリズムに、今日はかなり苦戦気味。
こんな日もあるさ…気長にさらっていこう。

がんばれ、あしべ!
posted by 小澤和也 at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2010年02月11日

小町百年の恋

来月に水戸で上演されるオペラ「小町百年の恋」の音楽稽古へ。
指揮は、この作品の作曲者である平井秀明さん。
2003年に彼の「かぐや姫」をお手伝いしてからのお付き合いになる。

高橋虫麻呂/深草少将(二役)のテノール、上原正敏さん。
とろけるような艶のある声が、アリアの美しさと相俟って実に魅力的だ。
この作品に散りばめられているアリアはみな、和歌がテキストの中核を成しており、独特の柔らかさが特徴である。

来週から立ち稽古に入る。
どのような形で仕上がってゆくか楽しみだ。
posted by 小澤和也 at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2010年02月10日

休日

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一気に春がやって来たかのような、気持ちのよい陽気。
今日はオフ…
部屋の片付けや書棚の整理などをして過ごす。

日曜日にいただいたお花を活けてみた。
まったくの自己流だが…これが意外と楽しい。

部屋に置いた花を眺めながら、星野富弘さんの詩の一節を思い出していた。

花は自分の美しさを
知らないから
美しいのだろうか
知っているから
美しく咲けるのだろうか
(「てっせん」…「四季抄 風の旅」より)
posted by 小澤和也 at 00:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2010年02月08日

私の愛聴盤(1)

私が好きでよく聴くCDなどのことを、折に触れて書きたいと思う。
第一回目は…やはりベートーヴェンに敬意を表して。

§ベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」
 フェレンツ・フリッチャイ指揮ベルリン・フィル('58年録音)

かなり以前であるが、この指揮者のリハーサル(スメタナ「モルダウ」)の映像を観たことがある。
言葉で、顔つきで、両腕…否、全身で、作品への熱い思いを楽員に伝えていく。
すると音楽がにわかにその表情を変え、生命を吹き込まれてゆくのが手に取るように感じられる。
素晴らしいリハーサル風景だった。

この「エロイカ」も、とても情感豊かな演奏である。
「人間くさい」と言ってもよい。
歌い、叫び、むせび泣く。
しかし、それらが決して「ベートーヴェン=ウィーン古典派」のフォルムを壊していない。
「知」と「情」のバランスが、実に高い次元で保たれているのだ。
また、オーケストラがフルトヴェングラー時代の響きを未だ残している気がする。

私の中学生の頃からの愛聴盤である。
posted by 小澤和也 at 23:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛聴盤