2010年12月31日

大晦日に寄せて

20101231_1940700.jpg
2010年も残すところ数十分。
今年も様々な出会いと経験があった。

筑波山ゆかりの新作オペラ「小町百年の恋」水戸公演。
瀧廉太郎の組歌「四季」への取り組み。
アダチ歌劇団&アンサンブル・モーイとの「メリーウィドウ」も楽しかったな。
我がライフワークであるペーテル・ブノワ研究…充実した一年であった。
オランダ語学習は、まだまだこれから。

そして…この夏始めたTwitter。
もしかすると、これが今年最大の「出会い」かも知れない。
ほんの数ヶ月の間に、いろいろな分野の方々との交流を持つことができた。

これらすべてのことに、心からの感謝を。
そして、このBlogをご覧の皆さまにも…ありがとうございます。


 皆さま、どうぞ佳いお年をお迎えください。
 これからも「音楽ノート」をよろしくお願いいたします。
posted by 小澤和也 at 22:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2010年12月30日

演奏会のごあんない

20101230_1938601.jpg
近く開催される演奏会のごあんないです。


§カリーノ・スケルツォ交響楽団 ニューイヤーコンサート
 日時…2011年1月10日(月祝) 午後1時30分開演
 会場…川崎市教育文化会館 入場無料
 曲目…ブラームス/交響曲第2番ニ長調
    リスト/ピアノ協奏曲第1番変ホ長調 他
 出演…山崎麻衣(ピアノ)、小澤和也(指揮)

♪音楽をこよなく愛する若者達による新しいオーケストラです。


§三菱電機ソシオテック・ウィンドオーケストラ 第18回定期演奏会
 日時…2011年1月23日(日) 午後2時開演
 会場…鎌倉芸術館大ホール 入場無料
 曲目…天野正道/「GR」シンフォニック・セレクション
    山下康介/エピソード・ファイブ         他
 出演…小澤和也、五十嵐史生(指揮)

♪GR=ジャイアントロボ。
 同名のアニメ映画音楽からの、作曲家自身によるセレクションです。


§合唱団あしべ 第8回演奏会
 日時…2011年5月15日(日) 午後開演
 会場…江戸川区総合文化センター小ホール
 曲目…新実徳英/「花に寄せて」より、ドイツ名歌曲集 他
 出演…坂野早苗(ソプラノ)、浅野正美(ピアノ)、小澤和也(指揮)


皆さま、ぜひお運びください。
posted by 小澤和也 at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 演奏会情報

2010年12月27日

Get! Benoit♪

20101227_1932395.jpg
僕のライフワーク、ペーテル・ブノワのスコアを4冊、一気に手に入れた。
その中でも特に欲しかったのが、この2曲。

・フルートと管弦楽のための交響詩(フルート協奏曲)
・フランデレンの芸術の誇り(ルーベンスカンタータ)


協奏曲は1866年の作曲。
パリから母国ベルギーに戻ったブノワが、生地ハレルベーケに遺る物語や伝説に興味を持っていた頃である。
彼は同じ時期に、ピアノのための「物語とバラッド集」、各楽章に標題を持つ「ピアノと管弦楽のための交響詩」(実質はピアノ協奏曲)を書いている。


ルーベンスカンタータは1877年の作曲。
世界の大陸や国、地方が擬人化されて登場、フランデレン(英語だとフランダース地方)の芸術を皆で讃えるという、愛国心に満ちあふれた作品だ。
歌詞は当然、母国語であるフラマン語。
この頃のブノワの作風は力強さと平明さを特徴とする。
全曲の結び、少年合唱が元気よく、それでいて澄んだ声で
「さあ、カリヨンを鳴らそう、すべての塔廊の上から〜」
と歌うくだりは感動的だ。


よし、これからさらにブノワ道を究めるぞ。
posted by 小澤和也 at 23:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2010年12月24日

ブノワ(23):クリスマス・カンタータ

12・24にちなんで、この曲を取り上げたいと思う。
原題は "Kerstmis"、オランダ語で「クリスマス」。
テノール独唱と混声合唱、管弦楽のための9分ほどの小品である。
この曲は「レクイエム」や「荘厳ミサ」で用いられた二重合唱ではなく、通常の混声四部のスタイルを採っている。
作曲は1858年。(このときブノワ24歳)


曲は、エピソードを挟んで3つの部分が鏡像のように現れる形(A-B-C-エピソード-C-B-A)で構成される。

1)部分A…Andantino pastorale 3/8拍子
オーボエとクラリネットによるハ長調の牧歌風なメロディに始まる。
やがて他の管楽器も加わり、羊飼い達と彼らの見張る羊の群れのいる情景を描き出す。

2)部分B…Allegro maestoso 4/4拍子
突然ホ長調に転じ、合唱が「天のいと高きところに神の栄光あれ」と歌う。
羊飼い達が聴く天上からのキャロルである。
天使の楽器ハープと、神の楽器オルガンがこれを支える。

3)部分C…Andantino poco allegretto 9/8拍子
弦楽器を主体とした伴奏に乗って、テノールソロが甘美なメロディを歌う。
羊飼い達を聖地ベツレヘムへと誘う妙なる歌声であろうか。
「信仰あつき人々よ、勝利を歓喜して 来たれベツレヘムへ。
 天使がたたえる王が お生まれになったのを見よ」

4)エピソード Maestoso
合唱とテノールが各々のテキストを交互に歌う、短い挿入。

5)部分C(再)
上記3)と同じ楽想。

6)部分B(再)
上記2)をほぼ再現する形だが、管弦楽が伴奏に加わり色彩感を増す。

7)部分A(再)
冒頭で聴かれた牧歌が優しく奏でられ、ホルンのパッセージが残る中、弦のピツィカートによって曲が閉じられる。


後に作曲された「荘厳ミサ」や「レクイエム」のようなスケール感やドラマ性にはやや欠けるが、若さと創意、そして良い意味での朴訥さを感じることのできる作品だ。
この曲の音源は、おそらく市販されていないと思う。
僕が聴いているのは、アントワープのブノワ研究家、J.Dewilde さんからいただいた映像資料である。
posted by 小澤和也 at 23:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽雑記帳

2010年12月22日

年の瀬

20101222_1918929.jpg
さすがにこの時期になると「年の瀬」を感じるものだ。
土曜日(18日)は三菱電機ブラスの年内ラスト稽古。
エキストラの方々の顔もちらほらと見える。
特に、今回の「GR」に欠かせないピアノ・パートがこの日から加わり、曲のイメージがより明確になってきた。

翌日は湘南アマデウス合奏団の下稽古へ。
この一ヶ月間、こつこつと積み上げてきたハイドンの「太鼓連打」交響曲。
メンバーの楽曲への理解も深まりをみせ、響きの充実が目覚ましかった。
年明けからは本棒にバトンタッチである。

休憩時間にVnの団員さんから可愛らしいお菓子をいただく。
一足はやいメリー・クリスマス…!
posted by 小澤和也 at 00:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記