昨日の記事を載せてから気がついた。
「ほう、この人もだったんだ!」
アルフレッド・リード(1921.1.25−2005.9.17)。
吹奏楽の世界では神様のような存在である。
ブラスをやっていて、彼の曲を吹いたことのない人はおそらく皆無だろう。
作品の数も桁外れに多い。
中学生のとき、初めて吹いたリードの作品が、
「アルメニアン・ダンス・パート1」。
(超有名曲!)
そのブラスバンド部はお世辞にも上手くなく、発表会では途中の5/8拍子の音楽をまるまるカットした記憶がある。
何ともお粗末な(それでも精一杯だったのだ)、ほろ苦い思い出だ。
この時はさらにスゴイ(というよりは酷い)ことが
あったのだが…
それはちょっと書けない。
さて、僕がいちばん好きな曲は…
「シンフォニック・プレリュード」である。
(今はあまり流行っていないだろうか)
弱音で始まり、主題は短調。
テンポは終始緩い。
金管や打楽器の派手な出番もほとんどなく、ラストも消え入るように終わる。とにかく "ブラバン" らしくないのだ。
この曲の魅力は、ひとえにその「サウンドの繊細な美しさ」と「緻密なオーケストレイション」である。
"ブラバンなんて!" と思われる方に是非聴いていただきたいと思う。
高校生時代は、バンドの基礎創りのためにこの曲を
しょっちゅう練習していたっけ。
もう何年も聴いていない気がする。
どこかで出会う機会がないだろうか…