2011年01月26日

もうひとりの1/25生まれ

昨日の記事を載せてから気がついた。
「ほう、この人もだったんだ!」

アルフレッド・リード(1921.1.25−2005.9.17)。
吹奏楽の世界では神様のような存在である。
ブラスをやっていて、彼の曲を吹いたことのない人はおそらく皆無だろう。
作品の数も桁外れに多い。


中学生のとき、初めて吹いたリードの作品が、
「アルメニアン・ダンス・パート1」。
(超有名曲!)
そのブラスバンド部はお世辞にも上手くなく、発表会では途中の5/8拍子の音楽をまるまるカットした記憶がある。
何ともお粗末な(それでも精一杯だったのだ)、ほろ苦い思い出だ。

  この時はさらにスゴイ(というよりは酷い)ことが
  あったのだが…
  それはちょっと書けない。


さて、僕がいちばん好きな曲は…
「シンフォニック・プレリュード」である。
(今はあまり流行っていないだろうか)
弱音で始まり、主題は短調。
テンポは終始緩い。
金管や打楽器の派手な出番もほとんどなく、ラストも消え入るように終わる。とにかく "ブラバン" らしくないのだ。
この曲の魅力は、ひとえにその「サウンドの繊細な美しさ」と「緻密なオーケストレイション」である。
"ブラバンなんて!" と思われる方に是非聴いていただきたいと思う。

  高校生時代は、バンドの基礎創りのためにこの曲を
  しょっちゅう練習していたっけ。
  もう何年も聴いていない気がする。
  どこかで出会う機会がないだろうか…
posted by 小澤和也 at 23:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記