2011年02月28日

オーケストラとの一日

快晴の日曜日…オケ稽古二本立てへ。

まず、午後一番で湘南アマデウス合奏団。
ご一緒するのは二ヶ月ぶりだ。
モーツァルト/オーボエ協奏曲とハイドン「太鼓連打」。
コンミスが素晴らしいリードを示し、まとまりのあるアンサンブルになりつつある。
細部のニュアンスや音程の確認を重ね、フォルムを整えてゆく。
この時代(古典派前期)の音楽においては、何を措いても「響きが美しい」ことが必須である。
佳い作品とともに…楽しい時間。

急いで移動…夕方から茅ヶ崎交響楽団、こちらは弦分奏。
演奏会を一ヶ月後に控え、いわば「弱点克服」のための練習だった。
なんといっても、チャイコフスキー「1812年」が難曲。
アンサンブルと音程感覚の精度をとにかく上げてゆく。
この3時間で、かなり練られたと思う。
次週の本棒合奏で「アウトプット」して欲しいな。


藤沢へ向かう途中、ひとつ用事を思い出して銀座へ寄った。
有楽町駅で降りると…街が何やら異様な雰囲気。

 あ…!今日だったか…
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東京マラソンだった。
晴海通りはランナーと見物客の人だかりですごいことに…
仕方なく、地下道を利用して目的地まで辿り着く。
マラソンコースは銀座四丁目の交差点を左に折れ、中央通りを日本橋方面へ。
厳重な交通規制のおかげ?で、目的地の銀座七丁目はガラガラだった。
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ちょっと珍しい光景。
posted by 小澤和也 at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年02月26日

子供のカンタータ

オランダからの荷物が届いた!
ネットオークションでゲットした、我がペーテル・ブノワ関連の資料である。
どれも古いもので、ページをめくる傍からバラけていってしまうほどだ。


これはアントウェルペン音楽学校の発表会のプログラム。
表紙には1893年と書かれている。
校長であったブノワは、当然この冊子を目にし、発表会も聴いたことだろう。
 【この年、フラームス歌劇場(フランデレン語での上演)が
  ブノワによって設立される。そして4年後…1897年にこの
  学校は王立音楽院としてようやく認められることになる。】
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そしてこれが…
"De Waereld in!"(Kindercantate) のヴォーカルスコアだ。
和訳すると…『世界へ!』とでもなろうか。
1878年の作曲、楽譜の出版は1887年と記されている。
歌詞はもちろんフランデレン語。

「子供のカンタータ」の副題が示すように、歌のパートは児童合唱(四部)で書かれている。
このパート分けがちょっと面白い。
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上から
 Kindertjes …児童たち
Meisjes …少女たち(以上ソプラノ)
Maagdelijns…娘たち
Knapen …少年たち(以上アルト)
何とも微妙だが、おそらく学年などで割り振ったのであろう。

僕がいま必死に読んでいるブノワの伝記(フランデレン語!)によれば、
「…1878年8月25日、アントウェルペンじゅうの公立学校の児童・生徒、およそ1200人(の合唱)によって初演された」
らしい。
市を挙げての一大イベントであったことだろう。

テキストも楽譜も、これからじっくり読み進めていく。
「教育音楽」としてブノワがどのようなものを書いたか、とても興味深い。
音源は…見つからないだろうなあ…
posted by 小澤和也 at 00:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年02月24日

ブノワ(26):フルートと管弦楽のための交響詩[3]

(続き)

[第3楽章:鬼火の踊り]

四分音符=126、ホ短調、2/4拍子、ソナタ形式
イタリア語による速度表示は無いが、Allegro vivace的な快活な楽章である。

まず、弦楽器のユニゾンによる激しいモティーフの序奏で幕を開ける。
これに続いて、管楽器のリズムに乗せて独奏フルートが生き生きとした第一主題を奏でる。
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ラテン的な情熱と民族的な土臭さを併せ持ったような旋律だ。
短い推移部を挟んで、第一主題が属調(ロ短調)で繰り返されると、序奏部の音型が全管弦楽を伴って現れ、最初のクライマックスをつくる。
すると、フルートがこの音型を伸びやかに受け継ぎ、ソリスティックに展開する副次主題部に入る(ニ長調)。

これが収まっていきト長調に落ち着くと、やや速度を減じ(Meno animato)、弦楽器の三連符リズムの上でなめらかな第二主題が独奏フルートによって示される。
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(詳細は不明だが、このメロディも民謡風な雰囲気を持っている)
この部分が終わると、前出の副次主題部の変形が短く現れ、展開部へと進む。

展開部は規模としてはそれほど大きくない。
序奏モティーフや第一主題などの素材を用いて構成されている。
そして、独奏フルートが細かいパッセージを奏でてゆく中、クラリネットとホルンによる第二主題がこれに重なって現れる場面は印象的だ。

短い推移を経て、再現部へ入る。
呈示部より若干縮小された形で、ほぼ型通りに進んでゆく。
副次主題はロ長調で、そして第二主題は同主調(ホ長調)で再現される。
コーダに入るとフルートが再び技巧を見せ、管弦楽と共に激しく盛り上がって全曲を閉じる。


この曲は比較的演奏機会に恵まれているようだ。
(ブノワの作品としては、であるが)
またCDも数種類出ている。
決して多いとはいえないロマン派のフルート協奏曲の一つとして、もっと広く知られてよい佳品である。

(この項終わり)
posted by 小澤和也 at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽雑記帳

2011年02月22日

ブノワ(25):フルートと管弦楽のための交響詩[2]

(続き)

[第2楽章:哀愁]

アンダンテ、ハ長調、3/8拍子
2つの要素からなる自由なソナタ形式的楽章。

まず、深い森の中の情景を思わせるようなゆったりとした旋律が、4本のホルンによって奏される。(主題A)
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ヴェーバーの「魔弾の射手」序曲の冒頭を連想させるような響きだ。
(調性も同じハ長調である)

これに続いて、独奏フルートがイ短調のメランコリックなテーマを奏でてゆく。(主題B)
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この楽器独特の暗い音色を持つ中〜低音域を巧みに用いた、標題通り哀愁に満ちた美しいメロディである。
この部分が終わると、弦楽のユニゾンで表情豊かなエピソード的楽句が現れるが、再びフルートによる(B)がホ短調で繰り返され、ト長調に落ち着く。

次いで、Molto tranquillo(非常に穏やかに)の部分に入り、フルートが三連符のなだらかなカデンツァを奏する。
ほどなく、弦楽器のピツィカートによって(A)がカデンツァに絡むように再現…
続いて全合奏のfで(A)が力強く響く中、フルートはより技巧的なパッセージを展開してゆく。

すると突然、前出のエピソード楽句が不穏な雰囲気をもって低弦に現れ、それを引き継いでフルートが(A)のモティーフを短調で再現する。
それがいよいよ高まりを見せ…
と、ここで4本のホルンによる(A)の末尾が柔らかく響き、音楽は楽章冒頭の気分に巡りかえってゆくのだ。
この部分のドラマティックな展開は印象的である。

以下、(B)が独奏フルートにより主調で再現され(ただし1オクターヴ上で、より劇的に)、ハ長調に落ち着く。
最後は(A)の断片を交互に奏でながら、消えるように楽章を閉じる。

(この項つづく)
posted by 小澤和也 at 17:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽雑記帳

2011年02月21日

日曜日に市場へ出かけ〜

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夜更かしのせいで、今日は遅い始動。
日課のウォーキングも出発が昼前に…
いつもと少しルートを変えて、近所のショッピングモールへ向かう。


お目当てはこれ…雲南プーアル茶。
ここしばらく、ずっとお気に入りの中国茶である。
(たまにバー○ヤンに行ってもこればっかり飲んでいる)


ついでに書店に寄って、文庫本など数冊ゲット。
『やさしいダンテ<神曲>』(阿刀田高)。

 [阿刀田さんの「○○を知っていますか」シリーズが実は大好きだ。
  これのおかげで、聖書やギリシア神話などを「読んだ気分」になれる]


来週はじっくりと譜読みをするぞ。
勉強したい曲、知りたい作曲家、そして読みたい本もいっぱいだ。
posted by 小澤和也 at 01:14| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記