2011年03月29日

還ってきた響き

今日、僕の脳内で鳴っていた音楽…ベートーヴェン。
僕にとって常に「原点」となる作曲家である。


3・11以来、しばらく遠ざかっていたあの力強い響き。
(否、僕の疲れた心が遠ざけていたのだろう…)
それが、少しずつ僕の中に還ってきた。


久しぶりにハ短調交響曲のスコアを開く。
第一楽章、アレグロ・コン・ブリオ。
ベートーヴェンが全身全霊を傾けて刻み込んだ音符たちと改めて向き合う。


作曲家との、時を超えた対話。
孤独だが、このうえなく幸せなひととき。
posted by 小澤和也 at 00:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記