5月に演奏会を予定している、都内の合唱団団長さんから連絡が入った。
週一回の稽古場として利用している某区営の施設から、
『予約してあった4〜5月の音楽室の使用を断られた』
とのこと。
(とうとう来たか…)
内心、そう思った。
「理由はなんと?」
一応、団長さんに尋ねてみた。
『節電のため』
『こんなご時世だから…』
『他の利用者も断ったから…』
嗚呼、なんと分かりやすい物言い!
素晴らしき哉、この御役所根性!
「闇雲に自粛を強制する」ことが「被災者、被災地を思う」ことであると、彼らは本気で思っているのか!
ちなみにこの区、毎年5月に行っている地域のイベント(パレード行進、各種サークル発表、出店など)についても早々に開催中止を決定したそうだ。
でも…
取りやめにするよりも、その会場でバザーや募金や献血をやって盛り上がるほうが、よほど「みんながひとつになれる」のではないのか。
自治体のこういった「負のアクション」が今後蔓延してゆくのかと思うと…
どうにもやりきれない。