
女子美音楽部のミニコンサートを聴く。
(28日、女子美術大学相模原キャンパス)
音楽部は、学業や作品制作などの傍らで精力的に活動する女声合唱団。
女子美祭でのステージは、そんな彼女らの大切な「アウトプット」の場だ。
そして…
今年も3週にわたって集中的に、レッスンをご一緒した。
歌唱への指導はもちろんのこと、学生指揮者への指揮の指導も…
その意味では、僕にとっての "Shipment" でもある。
僕がずっと言い続けてきたのは、
伝達手段としての「発声」「言葉(歌詞)の処理」、
そして「音楽の"流れ"への意識」だ。
それらを用いて『何を伝えたいか』は、
表現者の卵である彼女らにすでに備わっている資質である。

以下は、僕が気に入った曲。
・コダーイ『天使と羊飼い』…
シンプルだが難曲。
少し粗さも目立ったが、よくここまで歌い込んだという努力を買う。
・信長貴富『天空歌』…
指揮者をはじめ、メンバーが如何にこの曲を愛しているかが手にとる
ように分かる歌声。
・『Hail Holy Queen』
ご存じ「天使にラブソングを」の劇中歌。
ゴスペルのノリは、若い彼女らの真骨頂。
なかなかいい本番だった。
毎年聴いているわけではないが、
こんなに楽しめた女子美祭ステージは久しぶりかも。
音楽部の皆さん、お疲れさまでした。
また一緒に音楽をしよう。