2012年03月17日

2年ぶりの「威風堂々」

今日も冷たい雨だった。
3月も下旬に差しかかるというのに…

横浜国立大学管弦楽団とのプローべへ。
長年、同校の卒業式・入学式での奏楽をご一緒している。
学生歌「みはるかす」、そして式典に彩りを添える楽曲演奏…
ここ数年はずっと、エルガー「威風堂々第1番」が定番になっていた。

タクトを下ろす。
懸命に応えるオーケストラの音を聴きながら、一年前のことを思わずにはいられなかった。
そう…
先の震災の影響により、昨春は卒業式・入学式ともに中止となったのだった。

(〜ということは、新2年生はもちろん、現在楽団の中心的存在となっている新3年生も式典演奏を体験していない、ということになるのだな)

振りながら、僕の中である思いが湧いてきた。
(已む無く断たれてしまった彼らの時、この伝統を再び繋ごう…)
あと数回の合奏、そして本番を、是非とも素晴らしいものにしたいと思う。
posted by 小澤和也 at 23:31| Comment(0) | 日記