目下、二つのオペラの読譜をほぼ並行して進めている。
「カヴァレリア・ルスティカーナ」と「ラ・ボエーム」だ。
テキストに当たり、スコアの響きを頭の中で鳴らし、作曲家が抱いたであろうイメージに思いを馳せ…
その合間には、録音あるいは映像化されたものを視聴したりもする。
いま、とある録音を聴きながら思うことがある。
『 "劇場の雰囲気というもの" は
どこから来るのだろうか?』
漠然と、頭の中で理解はしているのだが…
テンポ感、リズムの扱い、言葉の捌き、オーケストラ内部の(各声部の)バランス…etc.
あくまで僕の主観であるが、
いま聴いているCDからは「劇場の香り」がしないのである。
(以前、別の作品の録音でも同じことを感じたものだ)
この機会に「手掛かり」を掴みたいと思っている。
2012年03月19日
劇場の香り
posted by 小澤和也 at 23:59| Comment(0)
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