2012年05月14日

振りながら考えたこと

専修大学オケプローべへ。
普段は週末に行くのだが、今回は珍しく平日夜の稽古。

まずはフンパーディンク「ヘンゼルとグレーテル」前奏曲から。
明るく屈託のない小品だが、響きは比較的厚く、オーケストレイションも精妙である。
楽器間のバランスや旋律パートのニュアンス付けを細かくチェックしてゆく。
スコアから読み取れる内容を音化するだけでも、様々なニュアンスが生まれてくる。
あたかも複数の絵具を微妙に混ぜ合わせて無限の色合いを創っていくように…

休憩を挟んで、シベリウス/第2交響曲に取り組む。
今日は後半の二楽章。
運動性に勝る第3楽章はともかく、壮大なフィナーレでは各自の音色に対する明確な意識が無ければただの打ち上げ花火になってしまうような、そんなシベリウスの音楽である。
もちろんこの作品は標題音楽ではないけれど、これが作曲された時代背景を考えるとき、ある種の強いメッセージを感じないわけにはいかない。
具体的な味付けはマエストロに委ねるしかないが、そのための心構えをメンバーに伝えることはできる。

合奏が終わりに近づく頃には、オーケストラの音はガラリと変わっていたように思う。
音楽って、ほんとうに不思議なものだ。

6月の演奏会本番に向けて…
頑張れ、専フィル!
posted by 小澤和也 at 23:48| Comment(0) | 日記