2012年12月04日

「洛北の笛吹き」さんとの待望の出会い

 
 
「京都洛北の笛吹きと楽しむ秋の宵」
(11月24日@横浜市某所)
 
Twitter上で知り合って以来、ずっと仲良くさせていただいているリコーダーの竹内茂夫さん。
先日、ようやくお目にかかることができた。
 
ほぼ全員が何らかの形でどなたかとお知り合い…のような、プライヴェートコンサートのスタイル。
演奏のみならず、楽器紹介や曲目解説を交えての竹内さんの楽しいお話を伺う。
 
この日使われた楽器。
 
これらのほとんどが、我々がよく知るソプラノ/アルト/テナーのリコーダーなのだが、これに材質やピッチの違いなどが加わって、このようなヴァリエーションに!
(A=440の他、415、392、466Hzなど)
 
僕が全く知らなかった楽器も幾つか。
「フラジオレット」と呼ばれるG管のもの。
この大きさ、ご覧いただけるだろうか!
 
孔は表側に4つ、裏側(親指の側)に2つだそうである。
演奏されたのが『小鳥愛好家の楽しみ』という曲集。
カナリア、紅ヒワ、森ヒバリ、etc.
笛で鳥の鳴き声を真似て楽しむのかと思いきや、さにあらず。
「この曲を鳥に聞かせ、鳴き声を教え込む」という何とも雅な趣味が、18世紀頃のヨーロッパにあったそうである!
 
もう一つが、「テイバー・パイプ」と呼ばれる笛。
孔は3つだけ。
左手で笛を持ち、右手で太鼓を叩きながら同時に演奏する(!)とのこと。
(この日は笛のみの演奏)
 
会の後半は
「メイキング・オヴ・リコーダーコンソート」。
実は、この日集まった方々のうちの7名が受講生の皆さん!
竹内さんのご指導で、リコーダーアンサンブルを楽しむ、という趣向。
奏者8名、聴衆が僕を含め2名!
 
イザーク「インスブルックよさらば」と、G.ガブリエリ「8声のカンツォン」を楽しむ。
ガブリエリは、僕も金管アンサンブルでよく演奏した曲だったので、懐かしさもひとしお。
スコアを見ながら聴いていたのだが、ついつい本能が働き、途中で落ちてしまわれたパートを歌ってしまった。
(さぞご迷惑だったことだろう…)
 
楽しい集いはあっという間にお開きに。
普段の仕事ではあまり触れることのない時代・ジャンルの音楽に、新鮮な気分を味わうことができた。
竹内さんはじめ、ご参加の皆さんと再会を約す。
posted by 小澤和也 at 16:09| Comment(2) | 日記