![]() 「京都洛北の笛吹きと楽しむ秋の宵」 (11月24日@横浜市某所) Twitter上で知り合って以来、ずっと仲良くさせていただいているリコーダーの竹内茂夫さん。 先日、ようやくお目にかかることができた。 ほぼ全員が何らかの形でどなたかとお知り合い…のような、プライヴェートコンサートのスタイル。 演奏のみならず、楽器紹介や曲目解説を交えての竹内さんの楽しいお話を伺う。 この日使われた楽器。 ![]() これらのほとんどが、我々がよく知るソプラノ/アルト/テナーのリコーダーなのだが、これに材質やピッチの違いなどが加わって、このようなヴァリエーションに! (A=440の他、415、392、466Hzなど) 僕が全く知らなかった楽器も幾つか。 「フラジオレット」と呼ばれるG管のもの。 この大きさ、ご覧いただけるだろうか! ![]() 孔は表側に4つ、裏側(親指の側)に2つだそうである。 演奏されたのが『小鳥愛好家の楽しみ』という曲集。 カナリア、紅ヒワ、森ヒバリ、etc. 笛で鳥の鳴き声を真似て楽しむのかと思いきや、さにあらず。 「この曲を鳥に聞かせ、鳴き声を教え込む」という何とも雅な趣味が、18世紀頃のヨーロッパにあったそうである! もう一つが、「テイバー・パイプ」と呼ばれる笛。 孔は3つだけ。 左手で笛を持ち、右手で太鼓を叩きながら同時に演奏する(!)とのこと。 (この日は笛のみの演奏) 会の後半は 「メイキング・オヴ・リコーダーコンソート」。 実は、この日集まった方々のうちの7名が受講生の皆さん! 竹内さんのご指導で、リコーダーアンサンブルを楽しむ、という趣向。 奏者8名、聴衆が僕を含め2名! イザーク「インスブルックよさらば」と、G.ガブリエリ「8声のカンツォン」を楽しむ。 ガブリエリは、僕も金管アンサンブルでよく演奏した曲だったので、懐かしさもひとしお。 スコアを見ながら聴いていたのだが、ついつい本能が働き、途中で落ちてしまわれたパートを歌ってしまった。 (さぞご迷惑だったことだろう…) 楽しい集いはあっという間にお開きに。 普段の仕事ではあまり触れることのない時代・ジャンルの音楽に、新鮮な気分を味わうことができた。 竹内さんはじめ、ご参加の皆さんと再会を約す。 |
2012年12月04日
「洛北の笛吹き」さんとの待望の出会い
posted by 小澤和也 at 16:09| Comment(2)
| 日記