2013年02月09日

渋谷公会堂で聴いたルスラン

 
港北区民交響楽団とのプローべへ。
久しぶりなのでとても楽しみだった。
会場の都築公会堂、よく知っている場所(昔演奏会でよく利用)にもかかわらず迷ってしまい、時間ギリギリに到着。
始まる前から大汗…
 
今回の曲目はドヴォルジャーク/第8交響曲、ハイドンの104番、そして定番「ルスランとリュドミラ」序曲。
譜読みを始めてまだ二週目とのことだったが、皆さん必死に食らいついてくださっていた。
 
ルスランといえば、ちょっとした思い出がある。
あれは大学生の頃、黛敏郎さんが司会をしていらした時代の「題名のない音楽会」の公開収録を観に行ったときのことだ。
(あの頃の「題名〜」はほんとうに良かったな)
出演は岩城宏之さん、たしか2本撮りだったっけ…
 
そのうちの一本が「暗譜」をテーマにした回だった。
岩城さんは基本的に暗譜で振られる方で、「覚えにくい曲」としてシベリウス/第5交響曲の第3楽章を例に挙げ、スコアをスクリーンに写しながら演奏を聴かせてくださった。
 
次に「オーケストラが暗譜で弾くとどうなるか?!」という話題に移り(通常そういうことはあり得ない)、ここで指揮者はじめ全員が暗譜で演奏したのが…ルスランとリュドミラだったのだ。
凄まじい集中力で一気呵成に弾き切った瞬間…客席からは万雷の拍手!
でも、岩城さん曰く
「ちょっと "守り" に入ってたかな」
 
放送で流れたのはたしかここまで。
収録の際には黛さんが間髪を容れず、
「では今度は楽譜を見て弾いていただきましょうか!」
(今思えば…なんと人遣いの荒いこと!)
岩城さんはさっと指揮台に上り、オーケストラも実にのびのびと、先ほどよりさらにパワーアップしたルスランを聴かせてくださったのであった。
 
この曲を2度も続けて聴いた経験は、後にも先にもこの時だけである。
 
区民響の皆さん、また来月に!
posted by 小澤和也 at 23:24| Comment(0) | 日記