2013年07月31日

成城ホール

 
成城ホールへ。
東京農工大グリークラブとの演奏会を来週に控えての、ステージリハーサル。
 
白と茶を基調とした、清潔感のある客席空間。
音楽専用ではないので、充分なホールトーンという訳にはいかないが、まずまずの響きだ。
 
学歌のリハーサル風景。
 
これから「アイヌのウポポ」の通し。
 
舞台上から見た客席。
広さのわりに傾斜が大きく、後方の座席からは舞台を見下ろすような印象だ。
 
女声合唱「童謡つづれおり」では、並び方を少し変えてみた。
(こういうことができるのも舞台稽古の有難さである)
昨日の練習が功を奏したか、とても充実したサウンドに!
 
メインの「光る刻」は唯一ピアノ伴奏付きの作品。
農工グリーのような小編成の合唱団では、伴奏とのバランスがちょっぴり悩ましいところ。
(単にピアノの音量を落とすだけでは音楽が死んでしまう)
いろいろ考えないとな。
 
 
8月8日(木曜日) 19時開演。
入場無料です。
みなさま、どうぞお運びください。
 
posted by 小澤和也 at 23:28| Comment(0) | 日記

2013年07月29日

音楽の疲れを音楽で癒す

 
Q「余暇には何をされますか?」
A「ピアノをさらいます」
 
何かの本で読んだ、大ピアニスト・バックハウスのとあるインタビューでの言葉である。
 
今日は久しぶりの完全オフ。
バックハウスの真似ではないが、朝から本を読み、音楽を聴いて過ごした。
 
数日前に届いたばかりの「ジャン・シベリウス〜交響曲でたどる生涯」(松原千振著、アルテスパブリッシング)。
副題の通り、代表作である7曲の交響曲を軸に、この大作曲家の歩みを追ったもの。
 
R.シュトラウスやブルックナーから影響を受けているのはもちろんのこと、ベートーヴェンをはじめとするウィーン古典派の作品からもシベリウスは多くを学んだとのこと。
ページを繰りながら、彼の作風とその変遷に思いを馳せる。
 
今回改めて、シベリウスの最初期作品に強く興味を惹かれた。
クッレルヴォ、エン・サガ、そしてレンミンカイネン組曲…
あの第1交響曲に先立つ彼の音楽スタイルがここにはあるに違いない。
 
そのまま一気に読了。
良書であった。
どのページからも、シベリウスのあの深い響きが聞こえてくるかのよう。
 
いい休日だったな。
そして、この本との出会いにも感謝。
 
 
posted by 小澤和也 at 23:21| Comment(0) | 日記

2013年07月28日

大人買い

 
むかし通っていた歯科医院で薦められた歯ブラシ。
なんとなく使い始めて…
すっかり気に入ってしまった。
 
国内大手衛生用品メーカーの製品だが、ドラッグストアなどではあまり見かけないかも。
(外箱には「歯科用」と書いてある)
 
とあるルートで大人買い。
これで2年ぐらいはもつかな?
posted by 小澤和也 at 00:29| Comment(0) | 日記

2013年07月25日

農工グリーの若き歌声

 
いよいよ2週間後。
みなさま、どうぞお運びくださいませ。
 
 
§東京農工大学グリークラブ
§第33回演奏会
 
19時開演
@成城ホール
(小田急線成城学園前駅下車)
全席自由・入場無料
 
『光る刻』(木下牧子)
『アイヌのウポポ』(清水脩)
『中山晋平 童謡つづれおり』より(江口泰央編)
『いつからか野に立って』(木下牧子)
 
小澤和也(指揮)
小関歩(学生指揮)
宮代佐和子(pf)
 
posted by 小澤和也 at 23:59| Comment(0) | 演奏会情報

2013年07月22日

本日、土用ノ丑ノ日

 
恒例により、今年も。
 
鰻の旬は晩秋〜初冬とのことだが、まあそれはそれとして…
 
平賀源内作とされるこのセールスコピーも、そもそもオフシーズンの夏場に売り上げが落ちる鰻屋さんを助けるために考案されたのだそう。
 
今年試してみたのは、
「蒸し焼きにする前に、蒲焼についているたれを洗い流す」という斬新(?)な一手間。
なるほど、たれが焦げなくてすむ…ということだろう。
 
効果は…あったようだ。
ただしその分、後からかけるたれはたっぷりあった方がよいみたい。
 
美味しくいただきました。
 
posted by 小澤和也 at 21:56| Comment(0) | 日記

2013年07月19日

伝記 ペーテル・ブノワ(5)

 
§第2章
[ペーテル・ブノワの少年時代]
 
(前回からの続き)
 
とりわけ彼の祖父は稀有な人物であった。
この善良な老人は学校へ通わなかったので、いわゆる "インテリ" ではない。
しかしながら彼は聡明で感受性が強く、気さくな人柄だった。
彼はハレルベーケでは有識者と見なされていた。
彼の村で幾度か(近隣の村でも一度)式典があり、祖父は詩をもって祝宴に光彩を添えるべくそこへ招かれた。
彼はたいてい、フランデレンの英雄たちについて、そして彼らがいかにして苦しみに耐え自由のために戦ったかについて語ったのだった。
 
祖父は人々を魅了した。
彼らは祖父の話に傾聴し、彼の言葉で無駄に消え去るものはひとつもなかった。
また興味深いことに、彼はそれらの言葉を前もって紙に書くことをしなかった。
朗読をしなければならない時には、その場ですぐ作品を創った…
彼は詩を即興で読んだのである。
 
誰もが彼に対して尊敬の念を抱いていたこと、そして人々が彼を学識豊かな人とみなしていたことに何ら不思議はない。
祖父はフランデレンの歴史、さらには様々な薬草や植物とそれらの持つ医学的な力についても理解していた。
そして自然現象や太陽、月、星々についてもよく説明することができたのだった。
その話し手はペーテル少年の良き友でもあった…
彼らはよく一緒に長い散歩をし、祖父はあらゆる物事について語った。
このようにして、自然への賞賛とあらゆる創造物への愛が少年の心の中に育まれ、ペーテルは自分の国やその国民、その歴史を理解し慈しむことを学んでゆく。
 
家族以外では、近隣の村出身のオルガニスト、ピーテル・カルリールを大きな支えであると感じていた。
ペーテルは彼にオルガンとピアノを学ぶ。
このカルリールは有能な音楽家であり、彼の生徒にとっては真の友であった。
彼は幾度か、演奏会やオペラのためにブリュッセルやヘントに移り住み、そこから帰ると、彼が聴いたものについて生徒に熱っぽく語るのであった。
それらの話はペーテルの想像力を大いに掻き立てた…
自分も音楽を創る…作曲するのだ、と。
 
作曲については不充分な教育しか受けておらず、また賛同も得られなかったが、彼は敢えて挑戦した。
1850年9月3日ー当時ブノワはようやく16歳ー、寄宿学校において厳粛な授賞式が行われた。
プログラムには(もちろんフランス語で!)このように印刷されていた…『この音楽は、本学生徒ピエール・ブノワによって作曲され指揮される』。
 
この地での最初の成功は、重大な第一歩へのひとつの刺激となっただろうか?
そうであったに違いない…
なぜならばこの時以後、ペーテル・ブノワはこの分野を深く研究することを望み、まもなくカルリールを介してブリュッセルの音楽院の生徒として迎え入れられたのである(1851年)。
 
しかし、首都ブリュッセルでの彼を追ってゆく前に私(著者)は、彼の受けた普通教育についていくつか語らねばならない。
 
(第2章 完)
posted by 小澤和也 at 20:16| Comment(0) | 音楽雑記帳

2013年07月18日

フラマン語のおけいこ

 
 
わがペーテル・ブノワ伝記の訳読を久しぶりに進めている。
思いのほか弾みがついてしまってやめられない…
仕事の準備など、他のこともいろいろやらねばならぬのだけれど。
 
いま読んでいるのは第2章、ブノワの少年時代。
父と母、そしてとりわけ祖父がペーテル少年にどのように影響を与えていったかが綿々と描かれている。
一言一句を漏らさず拾ってゆこうとすると…ちょっぴりクドいかも(苦笑)
青少年向けの教育的読本だから、だろうか?
 
フラマン語は相変わらず難しいが、単語・構文ともに以前よりは「当たり」をつけやすくなったような気もする。
この伝記を読み終わる頃には…少しでも力が付いているかな?
posted by 小澤和也 at 23:50| Comment(0) | 日記

2013年07月13日

演奏会のごあんない

 
準備が着々と進行中。
大作曲家モーツァルトに、
そして「指揮者の役割」にスポットを当てた盛りだくさんな企画。
 
皆さまのご来場をお待ちしております。
 
 
§港北区民交響楽団 第14回夏休み親子コンサート
 
日時…
2013年8月18日(日) 
午後1時/午後3時30分開演(二回公演)
会場…
港北公会堂(入場無料、要入場整理券)
曲目…
モーツァルト/アイネ・クライネ・ナハトムジーク、ドイツ舞曲「そりに乗って」、エルガー/威風堂々第1番、 他
出演…
小澤和也(指揮)、秋山雅子(司会)
posted by 小澤和也 at 22:42| Comment(0) | 演奏会情報

2013年07月12日

チームやまがた賛歌

 
ソプラノ宮崎京子さんの歌う「やまがた賛歌」(岩井邦夫作詞/作曲)。
この曲の合唱譜をつくるためのプロジェクトがここ数ヶ月間動き続けた。
そして昨日…いよいよ最終試演。
 
僕は女声二部&三部合唱へのアレンジを担当した。
混声四部用の編曲はピアノの清水新さん。
 
この日、女声版を歌ってくださったメンバー。
 
音出しと細かな手直しを重ね、ここにようやく3つのヴァージョンが完成!
まもなく楽譜がネット上でリリースされるとのこと…楽しみだ。
多くの方々に親しんでいただける歌になってほしいなと、心から願う。
 
We are チームやまがた賛歌!
皆さん、お疲れさまでした。
 
 
posted by 小澤和也 at 22:39| Comment(0) | 日記

2013年07月10日

洒落た挿絵

 
新宿のとある中華屋さんにて。
 
こういうセンス、好きである。
posted by 小澤和也 at 23:17| Comment(2) | 日記

2013年07月06日

小金井音楽談話室

 
小金井音楽談話室『ピアノ歴史探訪U』へ。
(5日@小金井市民交流センター)
松岡友子さんのチェンバロ&フォルテピアノの演奏。
 
左:ジャーマンチェンバロ、M.Mietke作のレプリカ
右:フォルテピアノ、L.Dulcken(ミュンヘン、1790年)作のレプリカ
 
まもなく開演。
(ギリギリまで調律が続けられた)
 
前半はチェンバロによる大バッハ/パルティータ第4番他、そしてその次男カール・フィリップ・エマヌエルの作品を聴く。
 
この「談話室」を企画され、ご案内役として解説をしてくださるのが音楽プロデューサーの足立優司さん。
足立さんのお話は、専門的な内容にしっかりと踏み込みつつも分かりやすさを失わないバランスの取れたもの。
加えて、彼の手によるプログラムノートが感動モノの素晴らしさ!
 
休憩を挟んで、ピアノフォルテによるヨハン・クリスティアン(大バッハの末子)のソナタ、そして彼と深い結びつきを持つモーツァルトのソナタ(変ロ長調KV333)が演奏された。
僕の大好きなこのソナタが、JCへのオマージュとして作曲されたというのを今回初めて知った!
 
これまで気付かなかった「歴史の綾」が僕の中でまた一つ繋がる…という喜び。
 
松岡さんの演奏の印象はまさに「歌うチェンバロ」。
前半のパルティータ、そしてアンコールで弾かれたJCがとても印象的であった。
梅岡俊彦さん(楽器提供、調律もご担当)のたのしい楽器解説もよかった。
 
コンパクトな空間で、奏者の息遣いも含めて音楽を身近に味わうことのできるこの企画(しかも地元密着型!)、これからも永く続いていってほしいと思う。
足立さん、ありがとうございました!
 
 
 
 
 
posted by 小澤和也 at 14:43| Comment(0) | 日記

2013年07月04日

願いごと

 
近所の商店街の七夕飾り。
 
小学生たちのものだろうか…
思い思いに願いごとを託した短冊が風に揺れている。
 
「お花屋さんになれたらいいな」「○○マンになれますように」(戦隊ヒーローだろうか)、etc.
みんな可愛らしいなあ。
 
こんな願いごとも。
 
がんばれ〜!
(でももう、とっても上手)
 
キミも…がんばれー(笑)
 
家路へ向かう疲れた足取りが
ちょっぴり軽くなった。
 
 
 
 
 
 
 
posted by 小澤和也 at 23:55| Comment(3) | 日記