2013年09月19日

ライヴ

立川談慶 霞が関独演会を聞く。
(18日@霞が関ナレッジスクエア)
 
子供の頃からラジオやTVで落語を聞くのが大好きだったが…
よくよく思い起こせば "ライヴ" で味わうのはこの日が生まれてはじめて。
開演前に頂いた赤ワインも手伝って、静かにテンションが上がる。
 
こじんまりとした会場。
(シューベルティアーデもこのくらいの規模だったのかな、などと連想する)
高座まで…この距離!
 
談慶師匠、登場。
のっけからパワー全開の毒舌マクラ!
(内容は…もちろん書かない)
 
前半は「ろくろっ首」「代書屋」をブチ抜きで。
(オケの演奏会と同じだ)
怒涛の話芸。スピード感が凄い!
 
中入り後は「浜野」をじっくりと。
師匠の語り口は、さながら木彫りの像の手触りのよう。
語調を「均す」というよりはダイナミックな即興性を前面に出した、いくぶんざらっとした感じ。
 
「ぴゅーーーっ!」
矩随の垢離の場面、吹きすさぶ寒風のさまを表した師匠の一声。
聞いた瞬間、ハッっと思った。
〜談志師匠の「鼠穴」で聞いた風の音とそっくりだ!〜
終盤では恥ずかしながら落涙寸前…
それでも、噺の結びはあの寅さん映画のラストシーンのような清々しさだった。
 
終演後ロビーへ出て、談慶師匠とお話しすることができた。
サインをおねだりすると…
「為書」付きで!
 
師匠、ありがとうございました。
次は寄席に伺います!
 
posted by 小澤和也 at 16:14| Comment(0) | 日記