2015年01月30日

ふたたび稽古風景

 
立川市民オペラ『愛の妙薬』、
今日(29日)も合唱団とキャストによる合同立ち稽古。
 
前半は第1幕をじっくりと。
コーラスが単なる群としてでなく、個々にキャラクターを帯びてキャストと絡んでゆく演出は、見ていてほんとうに楽しい。
 
そして休憩後からは、来週催される「レクチャーコンサート」のための練習を。
 
 
この日の稽古風景より。
「言語を用いない感情表現」の練習。
コーラスサポートメンバーがお手本を披露してくださった。
 
演出家:では「あ行」と「か行」でケンカをしてください…はいっ!
 
Aさん:あいうえおっ!あいうえおっ!
 
Bさん:カ、カ、カキクケコー︎
 
演出家:はい、次は「さ行」で悲しんで、「た行」で慰めてあげて…どうぞ!
 
Cさん:さ…さしすせそ…
 
Dさん:…たちつてと。
 
皆さん、さすがに上手である!
 
 
このレクチャー&ミニコンサートは、
2月4日(水)19時よりたましんRISURUホールにて開催します。
詳細はこちら。
posted by 小澤和也 at 00:14| Comment(0) | 日記

2015年01月27日

とある一日

 
 
いま読んでいる本。
ベルギーの歴史は地味だけれど奥が深い。
 
 
きょう1月27日はモーツァルトの誕生日。
お気に入りのCDでピアノ協奏曲を聴く。
 
 
稽古場へ入る前にときどき立ち寄る喫茶店でいつものマンデリン。
カップが綺麗だったので思わずパチリ。
 
 
明日も佳い日でありますように。
 
 
 
posted by 小澤和也 at 23:58| Comment(0) | 日記

2015年01月23日

『愛の妙薬』稽古風景

 
立川市民オペラ『愛の妙薬』、
キャスト立ち稽古がスタートした。(22日)
さっそくコーラスと合流。
 
 
澤田康子先生より演出プランの説明を受けるキャストの皆さん。
 
 
第1幕より。
ネモリーノ・大澤一彰さん(中央やや左)と
合唱団。
 
 
打ち合わせ中のアディーナ・木下周子さん(右)と
ジャンネッタ・山口和子さん(左)。
 
 
女声合唱、スタンバイOK。
 
 
第2幕より、ジャンネッタと村娘たちの噂話。
「そんなの…あり得ないわよ!」
「それが…大アリなのよ!」
 
ドニゼッティの軽快な音楽に合わせ、演技も小気味よく、ピタリピタリとはまってゆく。
初日からすでに、見ていてわくわくするような展開。
これからの仕上がりがとても楽しみだ。
 
 
§立川市民オペラ公演『愛の妙薬』
 
2015年3月14日(土)、15日(日) 
いずれも14時開演
たましんRISURUホール 大ホールにて
 
 
 
posted by 小澤和也 at 00:51| Comment(0) | 日記

2015年01月21日

オラトリオ『スヘルデ』

 
 
ペーテル・ブノワの主要作のひとつ、
オラトリオ『スヘルデ』の新譜を入手。
王立フランデレン・フィルハーモニーの2013年ライヴ、指揮は日本でもお馴染みのマルティン・ブラビンス。
 
この『スヘルデ』1868年(ブノワ34歳)の作曲、演奏時間約90分、全三部からなるオラトリオ。
台本はエマニュエル・ヒール、テキストはもちろんフラマン語である。
スヘルデというのはベルギー西部を流れる川の名前。
ライン川やドナウ、ヴルタヴァ(モルダウ)が各々の地域のアイデンティティを象徴する存在であるのと同様、スヘルデはフランデレン人の心の拠り所なのであろうか。
 
2013年出版のフルスコア(左)と
ベルギーのネットオークションで入手したヴォーカルスコア(右、年代不明)。
 
第1部は詩人の言葉「おおスヘルデ、私はおまえの声を聞く!」から始まり、少年や少女、船乗りたちや農民たちが登場し母なるスヘルデを讃える〜という穏やかで晴れやかなもの。
ただしこの作品の本質は第2部以降だ。
ここでブノワとヒールが描くのはフランデレンの栄光と苦難の歴史である。
 
オラトリオ第2部には、
ザネキン、ヴァン・アルテヴェルデ、オラニエ公ウィレムらの霊が登場する。
ザネキンは13-14世紀の農民蜂起の指導者、ヴァン・アルテヴェルデは同時代のフランデレンの政治家とのこと。
そしてオラニエ公は八十年戦争(1568-1648)勃発時の中心人物で、ネーデルラント連邦共和国の初代君主だ。
 
その他にも
・獅子の爪党、百合紋章団、白帽子自警隊
・森の乞食党、海の乞食党
などの擬人化された集団が出てくる。
大雑把に言えば、ここで取り上げられているテキストは、フランデレンがその自治と独立を守るために他国と戦ってきた歴史の描写なのである。
…ゆえにその歌詞はかなりきな臭く、あまり詩的な感じはしないのだけれど。
 
音楽は、ペーテル・ブノワらしく素朴で美しい旋律と、巧みな和声感・転調の妙でもって多くの聴かせどころをもつ。
 
 
オラニエ公ウィレムのテーマ(と僕が勝手に名付けたもの)。
『民は苦しんでいる/盲信の束縛が彼らを抑圧しているのだ!/来たれ、戦おう!etc.』と歌われる短いアリオーソ。
全曲の結びにも堂々と現れ、感動のフィナーレを導く旋律だ。
 
 
ヴァン・アルテヴェルデ(の霊)のアリア。
『フランデレンは人々にふたたび生命の証を与える/人々は墓より立ち上がるーetc.』
詩の内容はともかく、この部分だけでも単独でもっと歌われるようになってほしいと個人的に思う素晴らしいメロディである。
 
 
 
 
 
 
posted by 小澤和也 at 22:15| Comment(0) | 日記

2015年01月17日

『オランダ人』のエッセンス

 
 
ワーグナー/さまよえるオランダ人
〈演奏会形式〉を聴き、観る。
(16日、新国立劇場・中劇場)
 
今週末からの本公演に先立つもので、カヴァー歌手の皆さんが出演された。
ピアノ伴奏、シンプルな照明+プロジェクタを使用、合唱登場場面はカット。
演奏会形式といってもキャストは全員暗譜、動きもついていて楽しめた。
 
 
なんといってもタイトルロール・小森輝彦さんが素晴らしかった…美しいドイツ語の捌き!
第2幕からはゼンタ・橋爪ゆかさんのドラマティックな歌唱が圧巻。
同幕後半、ゼンタとオランダ人の二重唱のシーンにはグイグイと引き込まれた。
その他の役の方々も好演。
舞台としてのハンディキャップを補って余りある安定した声と技術が見事。
 
でも「実はいちばんスゴかったのではないか」と個人的に思うのが、ピアノの木下志寿子さん。
序曲(ほぼノーカット)から、途中1回の休憩を挟んで130分余りの音楽、それもワーグナーの厚い響きを終始遜色なく再現。
 
第2〜3幕は続けて演奏され、有名な『水夫の合唱』の音楽が間奏曲の役目を果たしていた。
ここで指揮の城谷さんがタクトを置き、木下さんと4手連弾。
実に色彩的なトランスクリプションだった。
 
視覚的には大いに想像力を膨らませる必要があるが、音楽作品の骨格(あるいはエッセンス)を味わううえで、今回のような公演は好企画だと思う。
 
 
 
 
posted by 小澤和也 at 00:32| Comment(0) | 日記