2017年08月31日

エスプレッソ

 
 
ポータブルのエスプレッソメイカーが我が家へやってきた!
さっそく英語の取説と闘いながら、"しくみ" の理解に努める。
 
細かく挽いた深煎りの珈琲豆をフィルタに押し固めるように詰め、そこへ圧力を加えた熱湯を
通して抽出する...
これがエスプレッソ (という淹れ方) の大まかな原理だそうだ。
 
 
各パーツはこんな感じ。
シンプルな構造ながら、上の原理にまこと忠実なマシンである。
 
何度か試行錯誤を繰り返しながら、たったいま淹れたエスプレッソがコレ。
 
 
店の味...とまではいかないが、なかなかの美味。:-)
 
 
 
 
posted by 小澤和也 at 00:00| Comment(0) | 日記

2017年08月25日

"三大交響曲" 考

 

Twitter上で
#自分にとっての三大交響曲
という面白いハッシュタグを見つけた。
皆さん思い思いに好きな作品を挙げていらっしゃる...実に楽しそう。

日本で三大交響曲といえば『運命』『未完成』『新世界』と相場が決まっている...らしい。
これはいつ頃からなのだろう。
(そして現在でも?)
 
 
そこで僕もちょっと考えることにする。
僕にとっての三大交響曲。
とりあえず思いつくものをポンポンと並べてみた。

§ハイドン:104番 (ロンドン)
§モーツァルト:41番 (ジュピター)
§ベートーヴェン:5番 (運命)、9番
§シューマン:2番
§ブルックナー:5番、8番
§ブラームス:4番
§マーラー:6番 (悲劇的)、9番
§シベリウス:6番、7番

できるだけ「一人一曲」を心掛けたのだが...なかなか難しい。


いきなり8名12曲である。
仕方ない...絞り込みに入ろう。
第一次選考は作曲家本位で。

まずはハイドン。
いわゆる「ザロモン交響曲集」だけでなく、彼の中期、特に40番台あたりの作品も実に魅力的なのだが、今回は (次回はあるのか?) 盟友モーツァルトに代表してもらうことにする。
シューマンも個人的には大好きなのだけど、こうして他の作曲家の傑作と並べてみると...
ということで、涙を飲んで篩にかける。

さてここで、自分でもびっくりするような感情が湧き上がるのだ。
ブラームスである。
彼が大作曲家であり、その第4交響曲が名作であることは言うまでもない。
ただ、ここに挙がっている他の作曲家達の、時代を下るとともに際立っていった強烈な個性を思うとき...
(この先はうまく言葉にできない)

この時点で
§モーツァルト (41)
§ベートーヴェン (5、9)
§ブルックナー (5、8)
§マーラー (6、9)
§シベリウス (6、7)
の5名に絞られた。
(シューマン&ブラームスのどちらも切ってしまったことについては、繰り返しになるが自分でも驚いている...今後考えが変わることも大いにあるだろう)


第二次選考は困難を極め...
と思いきや、意外にもあっさりと決まってしまった。
否、正直に書くならば、僕が選んでいたのはいつの間にか
#自分にとっての三大交響曲作曲家
になってしまっていたのだ。

<結果発表>
§ベートーヴェン 交響曲第9番
§ブルックナー 交響曲第8番
§シベリウス 交響曲第6番

ここまできたらベートーヴェンは『第九』を採るしかあるまい。
ブルックナーの2曲については、
「バッハの受難曲、マタイとヨハネどっちがいい?」という問いかけと同じだ。
シベリウスに関しては...全くもって個人的な愛着の度合いで選んだものである。
何しろ、予備知識ゼロで初めて聴いたとき (FM放送、カム指揮ヘルシンキフィルの初来日公演) から大好きになってしまった曲なのだから。

 
<追記>
もし ("五大交響曲" にしてもいいよ) とお許しが出るならば、
§モーツァルト 第41番
§マーラー 第9番

の2曲を加えたい。
posted by 小澤和也 at 00:42| Comment(0) | 日記

2017年08月17日

我がペーテル・ブノワの誕生日に

 

今日8月17日はベルギーの作曲家ペーテル・ブノワ (1834-1901) の誕生日。
 
世代的にはブラームス (1833-97) とほぼ同じ。
ベルギー生まれという繋がりではセザール・フランクと共通である。
(ただしフランクはワロン人)
また祖国とその文化を愛し、それらの要素を作品に反映させたという点ではドヴォルジャークやシベリウスと一緒だ。
 
しかしブノワはその後半生を、フランデレンにおける "母国語による" 音楽教育推進のための運動に捧げた。
それゆえ、作曲家としては未だマイナー的存在なのだ。
 
けれども、20〜30代に書かれた作品には真に素晴らしいものが多い。
二重合唱を駆使した宗教曲、フランデレンの古い伝説からインスピレーションを得たピアノ曲やフルート協奏曲など。
 
これからも僕のライフワークとして、我がペーテル・ブノワの楽曲が少しでも親しまれてゆくよう努力したいと思う。
 
 
 
 
 
 
 
posted by 小澤和也 at 23:26| Comment(0) | 日記

2017年08月05日

『落葉松』の思い出

作曲家・小林秀雄さんの訃報を知る。
既にご高齢だとはもちろん存じていたが、お元気でご活躍されているとの印象を勝手に抱いていた。
(最近入手した『女声合唱アルバム 愛のささやき』には2016年7月の日付が見える)

小林さんといえば、僕にとってはやはり合唱曲集『落葉松』である。
女声版、混声版ともに、これまで折に触れて取り上げてきた。
実は昨日も、合唱団あしべと『落葉松』を練習したばかり。
何度歌ってもいつも新鮮な、文字通り「不朽の名曲」だ。

いくつもの思い出のある『落葉松』だが、「あのとき」の音楽体験は真に忘れがたいものとなっている。
とっても素敵な合唱団との、このうえなく幸運な巡り合わせ。



小林秀雄さんのご冥福をお祈りいたします。
posted by 小澤和也 at 00:06| Comment(0) | 日記