2018年08月15日

ご来場御礼

 
 
東京農工大学グリークラブ 第38回演奏会、おかげさまで無事終演。
 
農工グリーとして今回初めて使用した府中市市民活動センタープラッツ・バルトホール。
空間上・設備上の制約でアコースティックなホールトーンを出せないところを、高度なデジタル音響技術によって補うというユニークな施設である。
体験した感じでは、全体の雰囲気としてはまずまず、ただしよく聴くと弱音時の残響の不自然さが気になった。
 
 
 
今回メインで取り上げた多田武彦の『木下杢太郎の詩から』、なかなかの難曲であったが個人的には得るところのとても多い作品だった。
楽譜を読み込んでいく中で、杢太郎の詩に込められた情感と多田武彦の音楽のそれとが美しく調和する部分を見つけるたびにこのうえない幸せを感じたものだった。
若きグリーメンがこの作品を掴むにはあともう少し時間が必要だったかもしれないが、それでも大健闘だったと思う。
 
女声ステージの「アカペラ・セレクション」では、”メンバーの歌いたい曲“ という純粋かつシンプルな基準で選曲を行った。
結果、テンポや曲想の似かよったものが並んでしまったきらいはあったのだが、最終的には彼女らの熱意がそんな懸念を払ってくれたように思える。
次回はぜひオリジナルの女声合唱曲に挑戦してほしいところだ。
 
ちょっと変わった試みとして、曲間にお喋りを挟みつつ伝アルカデルト、バード、ヴェルディらの “Ave Maria” を歌う混声のステージを置いてみた。
実はこれ、僕がどうしてもやりたかった企画である。
日頃もっぱら邦人作品を歌うことの多い彼らに、ぜひとも西洋古典音楽に触れてほしかったのだ。
出来映えには課題が多く残ったが、一つの挑戦として取り組んだ価値はあったのではないかと思いたい。
 
ご来場くださいました皆さま、そして応援してくださった皆さまにも心より御礼を申し上げます。
これからも農工グリーをどうぞよろしくお願いいたします。
 
 
 
 
次回演奏会は
2019年8月11日(日)宮地楽器ホール
での開催を予定しております。
 
 
posted by 小澤和也 at 01:06| Comment(0) | 日記