2018年12月31日

2018年を振り返る

 
 
2018年も残すところあと十数時間。
今年もさまざまな出会いと経験に恵まれた。
 
『ラ・ボエーム』(せたがや名曲コンサート)。
音楽スタッフとして改めて学ぶことの多いプロダクションだった。
新通英洋マエストロ、演出・青木真緒さん、そして素晴らしいキャストの皆さまに感謝。
 
オペラでは他に立川の『椿姫』、そして立ち稽古を1日だけご一緒した金沢歌劇座の『リゴレット』。
いま思い返せば一瞬の出来事のようだが、これまで手掛けたことのなかったこの作品に一週間没入することができた...やはり得難い時間であった。
 
作曲家ではハイドンとメンデルスゾーンに深く触れることができた。
エステルハージ家の楽長として創意に溢れた交響曲を書き続けた壮年期のハイドン。
(おおむね第40〜70番台にあたる...ただし作曲年代と番号順は一致しない)
これらの作品を時系列を追って読むことにより見えてきたものは実に多かった。
 
恥ずかしながらこれまであまりシンパシーを感じられないまま来てしまっていたメンデルスゾーン作品。
初期の室内楽 (ピアノ四重奏曲や弦楽四重奏曲、同八重奏曲など) を集中的に聴き込んで、目から鱗が落ちる思いであった。
何という熟達の筆!
メンデルスゾーン研究は今後も続ける...声楽曲、ことにオラトリオをもっと識らなければ!
 
音楽以外では、木下杢太郎の詩と出会えたこと、堀口大學 (僕にとっては『月光とピエロ』『月下の一群』がすべてであった) をより知ることができたこと、そしてゲーテの『エグモント』を (今さらながら) じっくり読む機会が持てたことなどが貴重な体験であった。
 
 
これらすべてのことに心からの感謝を。
 
みなさまどうぞ佳い新年をお迎えください。
これからもこの「音楽ノート」をどうぞよろしくお願いいたします。
posted by 小澤和也 at 10:26| Comment(0) | 日記