![]() 津田ゼンガーフェスト 17th Concert を聴く。 (27日 @浜離宮朝日ホール) 8年前にはじめて拝聴して以来、ずっとこの合唱団のファンである。 理由は大きく2つ。 まず、指揮の金川先生とメンバーの皆さんとの “音楽を介しての交流” の美しさ。 耳ではもちろんのこと、視覚的にもそれを感じ取ることができるのだ。 もう一点は小介川淳子さんのピアノの素晴らしさ。 歌にぴったりと寄り添いつつ、同時に (指揮とともに) 歌をリードしてゆく...これは “伴奏” という次元をはるかに凌駕していると思う。 今回もおおいに楽しませていただいた。 なかでも『立ち止って』(星野富弘/なかにしあかね)、技術的には “易しい” 部類に入るものと思うが、ゼンガーフェストの皆さんは心のこもった歌声でこの作品の柔らかな魅力を客席へと届けていらした。 (この曲、あしべでも歌ってみたいな...) 聴きながらそんなことを考えていた。 もう一曲、B.ガルッピ (1706-85) の『詩篇110』も印象に残る。 合唱の澄んだ響きとヴェネツィアの陽光を思わせる曲想とのマッチングが心地よい。 器楽パートは弦楽四重奏+ピアノという独特の編成...これがピアノでなくオルガンであったらば、とは贅沢な物言いだろうか。 品格と洗練、そしてある種のゆとりを感じさせる、(ああ...大人の女性の声っていいなあ) と思えるようなコンサートだった。 ご盛会おめでとうございます。 |
2019年07月30日
ああ...大人の声っていいなあ
posted by 小澤和也 at 13:16| Comment(4)
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