2019年08月03日

農工グリー、公演まであと一週間

 
東京農工大学グリークラブとのプローべ、
この日は当日の会場である宮地楽器ホールにて。
豊かな響きをもった舞台空間である。
 
 
 
まずは全員集合してステージ上での発声練習。
僕の中でのこの日のプローべの目的の60%は「ホールで歌うという感覚の体得」である。
普段の練習場と明らかに異なるアコースティックにはじめはやや戸惑い気味のメンバーも次第に慣れてきた様子だった。
 
学生指揮K君、Sさんの振る2曲を僕はこの日初めて聴いた。
§『秋の瞳』 八木重吉/松下耕
§『ねこに こばん』 まど・みちお/大田桜子
いずれも上級生のみによるステージなので人数は少ない (特に女声は6名!) だが、ホールの響きを上手く捉えていてなかなかのまとまりだった。
 
続いて後半のプログラム。
『湖国うた紀行』(松下耕) は滋賀県のわらべうた・民謡を用いた素朴かつ精巧なコンポジションである。
最大で10のパートに分かれる箇所もあり、これを十数名で歌うというかなりチャレンジングな選曲。
前回の練習でもところどころ苦戦を強いられていたようだったが、これまで少しずつ少しずつ組み上げてきた “部品たち” が繋ぎ合わさる、その一歩手前まで到達した印象だ。
(ここへ来るまでが大変だったのだよ!...)
この日の収穫は大きかった。
 
そして『ぜんぶ ここに』(さくらももこ/相澤直人)。
この数週間での進歩が目覚ましく (特に1年生) 、組曲のうちのいくつかはかなりの仕上がりを見せてくれていた。
ここまで来るとさらに欲が出るというものだ...あとひと段階、ブラッシュアップをかけるぞ。
 
 
ホールのロビーに置かれていたチラシ。
こうして見るとやはり異彩を放つデザインであるなあ...
 
 
東京農工大学グリークラブ
第39回演奏会
2019年8月11日(日) 14:00開演
小金井 宮地楽器ホール 大ホール
 
みなさま、どうぞおはこびください。
posted by 小澤和也 at 22:05| Comment(0) | 日記