2021年09月08日

生活の一部としての音楽

 
海の青さに 空の青
南の風に 緑葉の
芭蕉は情けに 手を招く
常夏の国 我(わ)した島沖縄(うちな)
 
〜「芭蕉布」(吉川安一詞) より
 
 
合唱祭まであと1ヶ月を切った。
厳重な感染拡大防止策を講じつつ、合唱団あしべは活動を継続している。
 
 
先日もあいにくの天候ながら大勢のメンバーがレッスン会場へ参集。
この日いちばんのトピックは、体調を崩されしばらくお休みされていたメゾソプラノSさんが復帰されたこと。
『(ようやく) 来られました...』とSさん。
涙が出そうになるほど嬉しかった。
 
 
合唱祭は無観客で行われる。
各団体のステージをビデオ収録しそれらをDVDに収め、後日めいめいがそれらを鑑賞することで心の中での交流を図る...という試みとのこと。
もちろん現段階において開催が約束されているものではないけれど、希望を持って最善の準備を進めていこうと思う。
 
 
合唱団あしべは
芭蕉布 (吉川安一/普久原恒勇)
くちなし (高野喜久雄/田三郎)
の2曲を演奏する。
『芭蕉布』はあしべ創団以来の愛唱歌、そして『くちなし』は私が昨年廣澤敦子さん (メゾソプラノ) の素晴らしい独唱を聴いて以来大好きになってしまった歌曲である。
この数ヶ月こつこつと練習を重ね、ようやく曲の全景が見えてきたところだ...ここからの歌い込みはきっと楽しい時間となるに違いない。
 
 
Covid-19の状況を常に気に留め、ご家族ともその都度よく話し合われながら、日々の生活のうえでの不可欠なものとして “うたうこと” を愛し続けたいと願う団員の皆さんの強い気持ちがここにはある。
同じく音楽を愛する者の一人として、この思いに可能な限り応えたいと考えている。
 
 
 
posted by 小澤和也 at 15:31| Comment(0) | 日記