港北区民交響楽団 第55回定期演奏会、 無事終演。 (1月31日、みなとみらいホール) 桜木町、09:00am…快晴。 楽屋入り。 プログラム第1曲、チャイコフスキー/スラヴ行進曲は会心の出来。 管打楽器がここぞとばかりに鳴り渡り、弦も思い切りよく弾ききった。 続くモーツァルト/ハフナー交響曲。 5ヶ月あまりの練習期間中、一貫して弦楽セクションの響きにこだわってきた。 (古典派音楽、ことにモーツァルトでは音色が美しくないと形にならないのである) それゆえ、特にヴァイオリンパートの皆さんはかなり苦労したと思う。 本番は「現段階におけるベスト」の演奏になったのではないだろうか。 そしてチャイコフスキー/第3交響曲。 彼は生涯に6曲の(番号付)交響曲を書いたが、ロシアの土の香りをそのまま音化したような第1(冬の夢想)&第2(小ロシア)、俗に「後期三大」と呼ばれ演奏機会の多い第4〜第6(悲愴)のはざまに位置するこの第3交響曲はとても地味な存在なのだ。 そのせいもあってか、練習が始まってしばらくの間は、オーケストラから出てくる音にどことなくよそよそしさを感じざるを得なかった。 様子が変わってきたのはこの年明け頃からである。 いよいよ「作品が手の内に入って」来た! …じっくり待った甲斐があったというものだ。 もともと区民響のキャラクターにフィットしたチャイコフスキー、そこへさらに作品への親和性が加わり自信に溢れた演奏に。 お客様からも、びっくりするほど多くのお褒めの言葉を戴いた。 アンコールはバレエ音楽「眠れる森の美女」〜ワルツ。 達成感と高揚感、解放感も手伝ってか実にのびのびと楽しい音がした。 入場者数は1200名。 補足すれば「プラス1匹」とのこと。 演奏会の数日前に、介助犬の入場が可能かどうかの問い合わせがあったのだそうだ。 快くOKを出されたオーケストラ事務局に心からの敬意を! (余談であるが、おそらくは日本でただ一匹の「チャイ3を聴いたわんこ」ということに!?) 港北区民響の皆さん、お疲れさまでした! ご盛会おめでとうございます。 そして会場へお運びくださった皆様、ありがとうございます。 |
2015年02月02日
ご来場御礼
posted by 小澤和也 at 01:20| Comment(0)
| 日記
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