2015年07月24日

渋谷をハシゴする

 
 
『エリック・サティとその時代展』へ。
(22日、Bunkamura ザ・ミュージアム)
 
すごく良かった!
まず目に飛び込んできたのが、ムーランルージュやシャノワールのポスター。
扇情的で限りなく俗っぽいのだが、それでいてどれも芸術的なのだ…
なんという不思議な "聖俗の隣り合わせ" だろう。
当時歌われていたシャンソン(小唄)の楽譜表紙も多数展示されていたが、その挿絵自体がひとつの作品であるかのようだった。
 
楽譜といえば…サティの自筆譜。
これには胸が震えた!
僕が見たのは「ジムノペディ第2」の最初のページだったが、あの淡々とした音の運びの中に細かな修正、あるいは小節を丸ごと×で消し込んだ跡などが見られ、とても興味深かった。
(これは欲しい!)と思ったが…
当然ながら売ってはいなかった(苦笑)
 
また、広い展示スペースに小さく流れる「ジムノペディ」や「薔薇十字団の音楽」が実に快適な空間を形成していた。
のちの「環境音楽」の先駆となったサティの面目躍如といったところだろうか。
 
観覧後、自分へのお土産にメモ帳を購入。
 
 
もう一度観に行きたい!と素直に思える展覧会であった。
 
 
さて、Bunkamuraを出て246を渡り、
 
 
渋谷区文化総合センター大和田へ。
水中豊太郎(Tuba)×平野裕樹子(pf)
デュオ・リサイタルを聴く。
 
 
会場入口で、僕のテューバの師匠であり、以前より大変お世話になっている堤拓幸さんとバッタリ!
実に久々の再会…音楽の世界は狭いなあ。
お隣に座らせていただき、水中さんのお話や懐かしい昔話のあれこれなど。
 
 
水中さんは現在、フランスを拠点にご活躍されていらっしゃるとのこと。
そのためだろうか、プログラムも近現代フランスの作品を中心に据えた新鮮なものであった。
水中さんの素晴らしいテクニック、そして純度の高い美しい音色にしばし酔う。
 
思えば中高生時代、僕にとっての「音楽の表現手段」はテューバだった。
学校備え付けのオンボロ楽器を必死に操りつつ、合奏体の最低音部(ベースライン)を担う喜びというものに目覚めていったあの頃を懐かしく思い起こしていた。
 
 
 
 
posted by 小澤和也 at 00:20| Comment(0) | 日記
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