2016年01月28日

『ドン・ファン』徹底解説を聞く

 
 
日本リヒャルト・シュトラウス協会 第165回例会
「交響詩・徹底解説《ドン・ファン》」
を聴講する。
(23日、溜池山王)
 
いつもTwitter上で仲良くさせていただいている(と僕が一方的に思っている)シュトラウスのスペシャリスト・広瀬大介さんによるレクチャーがあると知ったのは今月のはじめ。
僕は協会員ではないが、オープン参加も可能と聞き...(これは是非とも行かねば!)
 
 
会場はサントリーホールのリハーサルルーム。
楽屋口から入って中二階へ。
こんなスペースがあるとは知らなかった!
 
 
既に最前列しか座席が空いておらず、演壇の位置を確かめつつ右寄りに陣取る。
おかげで広瀬さんのお姿を間近で拝見することに。
 
《ドン・ファン》を作曲した頃のシュトラウスの動向と当時の時代背景に始まり、『標題音楽/交響詩というものの定義』さらには『シュトラウスにとっての "標題音楽" 観』へと詳細な解説が続く。
解説書やパンフレットを一読するのとはまったく次元の異なる広瀬さんの一言一句は、作品考察・解釈のうえでの多くの示唆を与えてくださった。
 
「ではそろそろ曲を聴きましょうか」
広瀬さんがセレクトされたのは...ケンペ盤。
曰く「ケンペの録音はシュトラウスの "メートル原器" ですから」
これには完全同意!
資料としてピアノスコアまで配布される親切ぶりにも感動した。
 
そして試聴後は、"シュトラウス愛" に溢れた作品解説とアナリーゼ。
スコア巻頭にレーナウの詩が掲げられているものの、それとは異なるシュトラウスの綿密な楽曲構成原理が存在すること、シュトラウスにとって『ホ長調=官能の調性』であること...etc.
(これは以前《サロメ》についてお話を伺った際にも力説されていた覚えあり)
「解説のあと、最後にもう一度曲を聴きましょう」とおっしゃっていらしたのだが、時間の都合で叶わず残念。
 
レクチャーを聴き終えて表へ出る。
夜遅くには雪のおそれも、といわれていたこの日の東京地方だったが心配するにはあたらず。
キリッと澄んだ、気持ちのよい冬の空気であった。
 
広瀬さん、素晴らしいお話をありがとうございました。
次回も楽しみにしております!
 
 
posted by 小澤和也 at 13:38| Comment(0) | 日記
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