ある日の仕事帰り。 行きつけの珈琲豆店のマスターから「このお店、よかったですよ」とお話を伺っていた都内某所のカフェを訪れてみた。 静かで落ち着いた雰囲気のこぢんまりとした店内。 (僕の好きなタイプだ) さっそく“今週のコーヒー” ボリビアを注文する。 カップを近づけると...うーん、いい香り。 中深煎り、苦みと酸味のバランスがGood! ちょっとでも雑味があるとこうはいかないだろう。 焙煎からピッキングまで、さぞ丁寧なお仕事をされているのだろうなと直感。 そうなると別の種類のものもいただいてみたくなる。 そんなときに決まってオーダーするのはマンデリンだ。 このカップのデザインも素敵。 苦みとコクが主体のマンデリンだが、実にすっきりとした後味...純度の高さを感じる。 ここにいつまでも腰掛けていろいろなコーヒーを味わいたかったのだけれど、この日はもう一つの用事があったので、これにておいとま。 帰り際、マスターより 『深煎りのコーヒーがお好きですか?』 と声をかけられた。 (どうして分かったのだろう...?) 店を出てしばし散策。 実はこの界隈、僕の生まれ育った町のすぐ近所なのだ。 しかも通った幼稚園はカフェから歩いて10分足らず。 半世紀近く前のかすかな記憶と現在の景色がどれほど重なり合うものか、ちょっぴり確かめてみたくなったのだ。 地図を頼りに向かってみると... この細い路地。 手を引かれて歩いた気がする。 左手奥のマンションもあの頃からあったような... 幼稚園の入口に到着。 熊野神社...そうだ、熊野神社だ! 鳥居も縁石ももちろん新しいものであろうけれど、この佇まいは当時のままのように思えた。 Time goes by... |
2019年05月19日
カフェ・ベルニーニと城山幼稚園
posted by 小澤和也 at 23:26| Comment(0)
| 日記
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