東京農工大学グリークラブとのプローべ、 この日は当日の会場である宮地楽器ホールにて。 豊かな響きをもった舞台空間である。 まずは全員集合してステージ上での発声練習。 僕の中でのこの日のプローべの目的の60%は「ホールで歌うという感覚の体得」である。 普段の練習場と明らかに異なるアコースティックにはじめはやや戸惑い気味のメンバーも次第に慣れてきた様子だった。 学生指揮K君、Sさんの振る2曲を僕はこの日初めて聴いた。 §『秋の瞳』 八木重吉/松下耕 §『ねこに こばん』 まど・みちお/大田桜子 いずれも上級生のみによるステージなので人数は少ない (特に女声は6名!) だが、ホールの響きを上手く捉えていてなかなかのまとまりだった。 続いて後半のプログラム。 『湖国うた紀行』(松下耕) は滋賀県のわらべうた・民謡を用いた素朴かつ精巧なコンポジションである。 最大で10のパートに分かれる箇所もあり、これを十数名で歌うというかなりチャレンジングな選曲。 前回の練習でもところどころ苦戦を強いられていたようだったが、これまで少しずつ少しずつ組み上げてきた “部品たち” が繋ぎ合わさる、その一歩手前まで到達した印象だ。 (ここへ来るまでが大変だったのだよ!...) この日の収穫は大きかった。 そして『ぜんぶ ここに』(さくらももこ/相澤直人)。 この数週間での進歩が目覚ましく (特に1年生) 、組曲のうちのいくつかはかなりの仕上がりを見せてくれていた。 ここまで来るとさらに欲が出るというものだ...あとひと段階、ブラッシュアップをかけるぞ。 ホールのロビーに置かれていたチラシ。 こうして見るとやはり異彩を放つデザインであるなあ... 東京農工大学グリークラブ 第39回演奏会 2019年8月11日(日) 14:00開演 小金井 宮地楽器ホール 大ホール みなさま、どうぞおはこびください。 |
2019年08月03日
農工グリー、公演まであと一週間
posted by 小澤和也 at 22:05| Comment(0)
| 日記
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