きょう8月28日は イシュトヴァン・ケルテスの誕生日。 1929年生まれ (ドホナーニ、ハイティンクらと同年) であるから、今年で生誕90年ということに。 最近入手したCDをじっくりと聴くことにする。 ドヴォルザーク/チェロ協奏曲ロ短調 ピエール・フルニエ独奏 スイス祝祭管弦楽団 (1967. 8.16. ルツェルン音楽祭ライヴ) ケルテスはこの曲をセッション録音していないのでこれが初音源となる。 ドヴォルザークは言うまでもなく彼にとって得意のレパートリー。 第1楽章冒頭、独奏チェロが入ってくるまでの3分間余り、ケルテスの棒のもとでの管弦楽が実に雄弁だ。 ケルテスは特に何か変わったことをしているわけではないのだが、よく聴くと細かなアゴーギクを駆使しており、しかも楽節ごとのテンポの移行が実にスムーズなのである。 フルニエの弾くドヴォルザーク、僕はこれまでクーベリック(1954年)、およびセル(1962年)と共演したセッション録音を聴いているが、このライヴ盤では当然ながら一層闊達で熱のこもった演奏を繰り広げている。 そして、それに見事に寄り添っているケルテスの棒の巧みさ! ケルテスはほんとうに “合わせ物”が上手い!! CDケース内に収められている2ショット。 共演時のものとすればフルニエ61歳、ケルテスはもうすぐ38歳、ということになる。 「プラハ」「ジュピター」、ベートーヴェンの奇数番交響曲、シューマンの交響曲 etc. ケルテスで聴いてみたい曲はまだまだたくさんある。 英BBC、あるいはイスラエルあたりに録音テープが眠っていないものかしら...(´-`*) |
2019年08月28日
ケルテス生誕90年
posted by 小澤和也 at 22:58| Comment(0)
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