昼過ぎに河口湖駅に到着。
迎えに来てくれた団員の車で、いざ合宿所へ。
専修大学フィルハーモニー管弦楽団の恒例・夏合宿。
ご一緒するようになってもう何年になるだろう…
この常宿、河口湖畔にあり富士山を望むにも絶好のロケーション。
爽やかな秋の空気…とんぼも飛び交っている。
僕の部屋から見える景色は…こんな感じ。

午後のおよそ4時間、木管セクション練習を見る。
シュトラウス「こうもり」序曲。
よくさらってあるがさらにその先を求める。
『オペレッタの本編をDVDで観た人、いる?』
と尋ねたら…一人だけいた。
ただ譜面を追うのと、その作品をより「識った」うえで音楽に相対するのとでは、生み出される音が違ってくると思う。
グノー「ファウスト」バレエ音楽。
楽譜はさほど難しくないが、独墺系の楽曲とは異なるサウンド創りが要求されるため、意外とてこずった。
個々のレベルアップが当面の課題か。
そして…ブラームス「第1交響曲」。
これはもう、じっくり腰を据えて臨むしかない。
一つひとつのフレーズの意味を確認しつつ、ゆっくりと進む。
第2楽章途中で時間切れ…
この後の夜のコマで続きをさらう。
昨日も書いたが、こんなに集中して音楽に浸れるのは若人の特権である。
この合宿で、さまざまなヒントと大いなる達成感を持ち帰って欲しいと思う。
