2010年09月24日

ルーベンスカンタータ

アントワープの音楽学者でペーテル・ブノワ研究の第一人者、Jan Dewildeさんから久しぶりに郵便が届く。
どきどきしながら開けてみると…
中から出てきたのは「ルーベンスカンタータ」のヴォーカルスコア!
20100924_1384096.jpg
以前、僕がこの曲を気に入って、ヤンさんに「スコアが見てみたい」とそれとなく話した(ねだった?)のを覚えていてくださったのだ。

さっそく数ページ読んでみた。
「荘厳ミサ」や「レクイエム」とは明らかに異なる筆致を感じる。
作曲年代には10年強の差がある(ルーベンスのほうが後)わけだが、それ以上に彼自身の中で「音楽というもの」への意味づけが大きく変わっているのだから、それも当然と言えよう。
ブノワの作風の移り変わりにも注目しながら、アナリーゼを進めていこう。

 Dank u wel, Jan!
posted by 小澤和也 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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