2010年11月15日
ゴッホ展
六本木、国立新美術館のゴッホ展へ。
平日の昼間ということで…
ゆったりと、とはいかないまでも、ほぼ自分のペースで観ることができた。
会場入口前の様子。
床、壁面、柱などの織り成す直線・曲線が何となくカッコイイ。
フィンセント・ファン・ゴッホ。
知っているようで、実はよく知らなかった。
画家としての活動期間はたった10年しかなかったこと、
そして、技法の修得がほとんど独学であったこと。
その中で、あれほどの強烈な個性を表出し、常に進化を遂げていたのだ。
「灰色のフェルト帽の自画像」はやはりよかった。
有名な「種まく人」も。
そして僕が今回 "いいな" と直感したのは…
黄色と黄土色を基調とした眩しいばかりの「マルメロ、レモン、梨、葡萄」。
あと、独特の味わいを持つ描線が不思議な魅力を放つ「アイリス」だ。
いつまでも観ていたい、と思った。
最後に図録を買おうか迷いつつ、気に入ったポストカードを何枚か求める。
彼もやはり天才であった。
人一倍の繊細な(ゆえに脆くもあった)心を持ち、太く短く生きたのだ。
独自の語法の確立とは…?
デフォルメとは…?
色々と考えさせられることの多い、疲れたけれど佳い展覧会だった。
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