久しぶりに母校の音大図書館へ。
いくつかの調べ物を済ませてから、ちょっと気になっていたCDを試聴する。
「私の涙」と題された、中丸知美さん(sop.)によるイタリア初期バロックのマドリガーレ&カンツォネッタのアルバムだ。
ディンディア(1582頃-1629)とストロッツィ(1619-1677)、2人の作曲家の作品が取り上げられている。
とても楽しく聴くことができた。
シンプルな旋律に寄り添うイタリア語が実にクリアで、語りかけるように心に届く。
しっとりと叙情的なディンディア、ドラマティックなストロッツィ…
両者の個性の違いも興味深い。
中でもストロッツィの2曲、「秘密の恋人」「私の涙」はまさにオペラ的!
テキスト(歌詞)を大切にしたこれらの恋歌…
イタリアオペラの「源流」をここに感じ取ることができる。
僕自身のオペラ研究のためにも大いに参考となる体験であった。
2011年01月18日
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