2011年04月12日

祈り

鎌倉へ。
「東日本大震災 追善供養・復興祈願祭」に参加した。
会場は鶴岡八幡宮。
神道・仏教・キリスト教の聖職者が一同に会し、それぞれの言葉で祈りを捧げるというものだ。
若宮大路の段葛は桜のアーチ。
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開式直前の舞殿。
やがてここに神官とともに僧侶・神父の皆さんが入場する…
ちょっと不思議で新鮮な光景。
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穏やかな神道の祈り、数十名の僧侶による力強い読経。
そして…神父によるグレゴリア聖歌の独唱が続いた。
"Requiem aeternam" (主よ、永遠の安息を与えたまえ)が、八幡宮の境内に静かに響く。
二人の女性による清楚な舞も奉納された。
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式の終わり近く、僧侶と神父がそれぞれ、二礼二拍手とともに玉串を神前に捧げる。
信仰の対象は違えども、それをとうに超えたところでの深い祈り…
思わず熱いものがこみあげてきた。

復興のための本当の試練はこれからだと思う。
それでも、僕自身がこれによってひとつの「節目」を感ずることができた。
この日の出会いに感謝。
posted by 小澤和也 at 11:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
おはようです

宗派の違いを超えての祈り…
それぞれ『ブレないもの=信仰』を大切にしながら祈りを重ね大きなものにする…大切な取り組みですね

被災地は避難所周辺は比較的守られてますが 自宅に帰った人は強盗 強姦 殺人に会うなど治安が悪化してるそうです 警察など避難所に集中しがちで他の地域はどうしても手薄になるようです

この大きな祈りと実質的な安全が 被災地全土に行き渡りますように…
Posted by みもざ at 2011年04月15日 10:10
みもざさん、こんにちは。
僕は参加しなかったのですが、この復興祈願祭に続いて鎌倉の海岸(由比ヶ浜)にて合同で行われた祈祷がこれまた感動的だったそうです。
ただ、その間にも大きな余震があったりして…
(海岸もかなり揺れたとのこと)
自然の力の前では、人間といえどもちっぽけな存在でしかないのですね。
Posted by ozawa at 2011年04月16日 00:22
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