2011年11月01日

ペーテル・ブノワの原点

今日はオフ=研究日。
家でゆっくりと、わがペーテル・ブノワの読譜をするつもりだったのだが、
朝から近所の空き地で工事が始まる。
ダダダダダダダダ…と
地面に穴を開けるドリル(?)のけたたましい音と振動が…

堪らず部屋を飛び出し、近所の喫茶店へ避難。
マンデリンを戴きながら、勉強再開。

今日読んだのは
「モテット集」(同声合唱とオルガンorハルモニウム伴奏のための)
である。
僕の知る限り、ペーテル・ブノワ最初期の作品だ。
いかにも習作のような、初々しい…否、たどたどしい筆致の曲も。
だが、これらがブノワの「原点」である、との思いを向けるとき、
僕の中には愛情のようなものが湧いてくる。

中でも僕が好きなのは
20のモテット〜第7曲 "Panis Angelicus"(天使の糧)、
そして、同第16曲 "Tota Pulchra es, Maria" (マリアよ、あなたはことごとく美しく)
の2曲である。
いずれも、流麗な旋律線と美しい転調が、後の作品を予見させるように思える。
(「ブノワ節」とでも言おうか…)
小編成の、澄んだ響きの女声合唱でもって演奏したい作品だ。
posted by 小澤和也 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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