
「小町」水戸での立ち稽古へ。
今日の稽古場は水戸芸術館のすぐそばにある施設だった。
いつもの成人合唱団に加え、今日の稽古には子供達も参加。
村の古老から昔話を聞く場面、茨城に伝わるわらべうたを歌いながら仲良く遊ぶ場面など、大活躍だ。
歌も台詞もよく仕上がっている。
思わずハッと胸を打つ瞬間があった。
終幕の大詰め、舞台後方に並ぶ合唱団がすっと動く。
すると…
それまでただ整列しているだけのように見えていたのが、何組もの「家族」の姿となったのだ。
そして、それぞれの「家族」がゆっくりと前へ進んでいく…
とても美しい情景であった。
この、ほんの十数秒の動きになぜこれほど惹かれたのか。
自分でもわからないのだけど…
【画像:夕方、稽古場の建物の4階から見た水戸芸術館のアートタワー】