
そして「小町」公演当日(3/26)。
午前中は部屋で英気を養いつつ、読譜をして過ごす。
正午きっかりに宿を出る。
途中で昼食をすませ、向かった先は劇場…
ではなく、その隣にある茨城県近代美術館。
折しもアントワープ美術館コレクション展が開催されていたのだ。
マグリットをはじめとするベルギーの近代絵画の数々…
平日の昼間ということもあり客足もまばら、ゆっくりと落ち着いて作品を味わう。
中でも印象に残ったのはアンソール「待ち合わせ」、フレデリック「咲き誇るシャクナゲ」、そしてやはり、この展覧会のおそらく目玉であろうマグリット「9月16日」…といったところか。
心身ともに大いにリフレッシュして、劇場に入る。
照明・舞台・音楽…周到な準備が開場直前まで続く。
そして開演。
小野小町(他)役の腰越満美さん、深草少将(他)役の上原正敏さん、仙人(他)役の吉川健一さん、阿鼻役の清水良一さん、閻魔大王役の豊島雄一さんらキャストの皆さん、素晴らしかった。
合唱団も熱演。オーケストラの好サポートも光る。
終演後の合唱団の皆さん、世話役の方々の達成感に溢れた笑顔が実に印象的であった。
お疲れさまでした…