2012年08月04日

愛聴盤(31)〜クリーンのモーツァルト


§モーツァルト/ピアノ・ソナタ集
ヴァルター・クリーン(pf)
('64年録音)


あれはおそらく高校生の頃…
FM放送でクリーンの弾くモーツァルトの協奏曲を聴いた。
(イ長調K.488とハ短調K.491、プリッチャード指揮、オケはたしかBBC響だったか?)
とても素晴らしい演奏で、僕はあっという間にこの2曲が大好きになったのだった。

それからほどなくして、CD店で見つけたのがこの盤。
米Voxの2枚組×2セット、地味なジャケットデザイン。
当時としてはお手頃な価格に惹かれてゲットした。

有名なイ長調K.331(トルコ行進曲付き)ソナタを聴く。
コロコロと真珠の玉を転がすような、なめらかかつ粒立ったタッチがなんといっても印象的である。
録音は比較的オンマイク、残響も少なめ…
それでいてこの美しさ!
コンパクトな空間で、ピアニストのすぐ傍らで聴いているような喜びがある。

この曲に限らず、10代後半に書かれた初期のソナタ(K.279〜284など)がとってもチャーミングに弾かれているのだ。
ともするとソナチネのように演奏されることの多いこれらの作品が生き生きと息づいており、聴く者を愉しませてくれる。

…などと考えていたら、上に書いた協奏曲のライヴを無性に聴きたくなってしまった。
録音、残っていないかなあ。
posted by 小澤和也 at 17:31| Comment(0) | 愛聴盤
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