2012年12月29日

今年のコンサート聴き納め

 
 
「クローバー Bachを歌う」を聴く。
(@オペラシティ・近江楽堂)
 
クローバーは9名編成のアカペラ・ヴォーカルグループ。
うち、お声を掛けてくださったSさんはじめ、Mさん、Kさんと知り合いが三人!
それだけでももう楽しみ。
 
 
プログラム前半は、中世・ルネサンスのポリフォニーと日本のアカペラ小品を並べたもの。
オープニングで歌われた作者不詳のカノン「夏は来たりぬ」が、会場に柔らかな気分を振り撒く。
前半のなかでは、シンプルで美しい響きのタリス "If ye love me" と、大中寅二「夕べの祈り」の2曲が特に良かった。
この大中作品は、かなりレアなものなのだそうだ。
 
休憩を挟んで…
メインのバッハ/モテット第3番 "Jesu, meine Freude" (BWV227) が歌われた。
指揮の松平敬さんによる丁寧な解説は、多くの聴衆にとってこの楽曲の理解の助けとなったであろう。
演奏は所々ヒヤリとする場面もあったが、作曲家への敬意と歌う喜びの感情に溢れたものだった。
 
これにて、
2012年のコンサートは聴き納め。
来年も素晴らしい聴体験ができますように。
 
 
posted by 小澤和也 at 23:14| Comment(0) | 日記
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