![]() 今日ずっと、頭の中で鳴り響いていた音楽…フォーレの「ラシーヌの雅歌」。 詩人ジャン・ラシーヌの美しく敬虔な詩と、作曲家ガブリエル・フォーレの柔和で清澄な音楽との幸福な出会い。 一切の混じり気のない、限りなく透明な声でこの歌を響かせることができたら… 言葉よ いと高きもの[=神]と同じく 我らのただ一つの望みである言葉よ、 地上と天のとこしえの日、 安らかな夜に、 我らがその静寂を破るとき、 救い主よ 我らにあなたの眼差しを投げかけたまえ! 我らにあなたの恩寵の炎を注ぎ給え、 あなたのみ声の響きに、 すべての邪悪なものが逃げ去るよう、 あなたの教えを忘れさせんと導く、 悩める魂のまどろみを消し去り給え! おお キリストよ この誠実な民に慈悲を与え給え あなたを讃えるため 今ここに集った民に、 あなたの不滅の栄光に捧げるこの歌を受け給え、 あなたからの贈り物[=天性]でいっぱいに満たされ あなたへ再び返されるこの歌を! (拙訳) |
2013年03月02日
ラシーヌの雅歌
posted by 小澤和也 at 00:36| Comment(0)
| 日記
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