「国宝・大神社展」を観る。 (5日@上野・東京国立博物館 平成館) 入口の大看板。 (画像では見えないが)「神社パワー全開!」の文字が妙に目を引く。 展示は国宝、重要文化財を中心に数百点。 装束や装飾品、刀剣類にはじまり、巻文、曼荼羅、屏風絵、そして男神・女神の坐像など、実に多彩。 いずれも、永い日本の歴史の重みをじわりと感じさせるものであった。 特に感動したのが、金銅の細密な細工、そして蒔絵手箱などに施された美しい螺鈿(らでん)の装飾である。 (撮影できなかったのがほんとうに残念!) 神社へ奉納される=神へのささげものとして、途方もない時間と労力をかけて作られたであろうこれらの宝物を眺めながら、往時に思いを馳せる。 また、平家納経(平清盛の自筆とのこと)も、その筆致の静かな力強さに身震いを覚えた。 展示を観終えるとそこはおみやげコーナー。 絵葉書やクリアファイルなどの定番グッズに混じって… 「ジンジャークッキー」「神社エール」… 展覧会の持つイメージをある意味裏切るような、何かが吹っ切れたようなユニークな商品が。 「神社パワー全開!」のキャッチコピーを再び思い出した。 よい展覧会だった。 地味だけれども、オススメである。 (6月2日まで) |
2013年05月06日
大神社展へ
posted by 小澤和也 at 19:06| Comment(0)
| 日記
この記事へのコメント
コメントを書く