小金井音楽談話室『ピアノ歴史探訪U』へ。 (5日@小金井市民交流センター) 松岡友子さんのチェンバロ&フォルテピアノの演奏。 左:ジャーマンチェンバロ、M.Mietke作のレプリカ 右:フォルテピアノ、L.Dulcken(ミュンヘン、1790年)作のレプリカ まもなく開演。 (ギリギリまで調律が続けられた) 前半はチェンバロによる大バッハ/パルティータ第4番他、そしてその次男カール・フィリップ・エマヌエルの作品を聴く。 この「談話室」を企画され、ご案内役として解説をしてくださるのが音楽プロデューサーの足立優司さん。 足立さんのお話は、専門的な内容にしっかりと踏み込みつつも分かりやすさを失わないバランスの取れたもの。 加えて、彼の手によるプログラムノートが感動モノの素晴らしさ! 休憩を挟んで、ピアノフォルテによるヨハン・クリスティアン(大バッハの末子)のソナタ、そして彼と深い結びつきを持つモーツァルトのソナタ(変ロ長調KV333)が演奏された。 僕の大好きなこのソナタが、JCへのオマージュとして作曲されたというのを今回初めて知った! これまで気付かなかった「歴史の綾」が僕の中でまた一つ繋がる…という喜び。 松岡さんの演奏の印象はまさに「歌うチェンバロ」。 前半のパルティータ、そしてアンコールで弾かれたJCがとても印象的であった。 梅岡俊彦さん(楽器提供、調律もご担当)のたのしい楽器解説もよかった。 コンパクトな空間で、奏者の息遣いも含めて音楽を身近に味わうことのできるこの企画(しかも地元密着型!)、これからも永く続いていってほしいと思う。 足立さん、ありがとうございました! |
2013年07月06日
小金井音楽談話室
posted by 小澤和也 at 14:43| Comment(0)
| 日記
この記事へのコメント
コメントを書く