![]() Q「余暇には何をされますか?」 A「ピアノをさらいます」 何かの本で読んだ、大ピアニスト・バックハウスのとあるインタビューでの言葉である。 今日は久しぶりの完全オフ。 バックハウスの真似ではないが、朝から本を読み、音楽を聴いて過ごした。 数日前に届いたばかりの「ジャン・シベリウス〜交響曲でたどる生涯」(松原千振著、アルテスパブリッシング)。 副題の通り、代表作である7曲の交響曲を軸に、この大作曲家の歩みを追ったもの。 R.シュトラウスやブルックナーから影響を受けているのはもちろんのこと、ベートーヴェンをはじめとするウィーン古典派の作品からもシベリウスは多くを学んだとのこと。 ページを繰りながら、彼の作風とその変遷に思いを馳せる。 今回改めて、シベリウスの最初期作品に強く興味を惹かれた。 クッレルヴォ、エン・サガ、そしてレンミンカイネン組曲… あの第1交響曲に先立つ彼の音楽スタイルがここにはあるに違いない。 そのまま一気に読了。 良書であった。 どのページからも、シベリウスのあの深い響きが聞こえてくるかのよう。 いい休日だったな。 そして、この本との出会いにも感謝。 |
2013年07月29日
音楽の疲れを音楽で癒す
posted by 小澤和也 at 23:21| Comment(0)
| 日記
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