2013年08月31日

師匠って…

「大事なことはすべて立川談志に教わった」(立川談慶著)を読む。
 
談慶さん(敢えて「さん」付けで呼ばせてください)のことは正直あまりよく知らなかった…
時折Twitter上で鋭く的を射た言葉を投げていらっしゃるのを見かける以外は。
偶然この本のことを知り、なぜか(読んでみよう)と思ったのだ。
それは、タイトルにある「ししょう」のルビのせいだったかもしれない。
 
 
我が「師匠」のことを思い起こしつつ、一気に読んだ。
 
《修行とは不合理と矛盾に耐えること》
(p.18)
のっけから膝を叩いて大笑い。
僕自身、10代の頃の師匠の言動に
「そんな理不尽な…!」
と、何度思ったことだろう。
今考えれば、あの時のカミナリも無茶振りも「見えない優しさ」だったのだな。
 
《個性を伸ばす教育から個性は生まれない》
(p.32)
さすが談慶さん!
全く同感です!
 
《想定外を想定しろ》
(p.112)
察知する力、察知してから対応するまでの時間を限りなく短くすること…
この時間Δtをゼロにすることができれば、すなわち「想定外を想定」できたことになるのだろうな。
(コレ、演奏会本番で振っていて時折思うことでもある)
 
談慶さんの二つ目昇格、さらには真打ち昇進までの描写は真に壮絶。
(入門から13年半だそうである)
そして、お披露目パーティでの談志師匠の言葉がこれ。
 
《…大事なのはプロセスなんです…今までこいつがやってきたことが無駄じゃなくなったのです。みんな、こいつの芸の幅になったのです…》
(p.188)
重く、深く、そしてあたたかい言葉。
 
読みながら、いろいろなことを考えることができた。
(師匠って、有り難いよな…)
素敵な本だった。
 
談慶さん、ありがとうございます!
 
 
posted by 小澤和也 at 23:56| Comment(0) | 日記
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