「大事なことはすべて立川談志に教わった」(立川談慶著)を読む。 談慶さん(敢えて「さん」付けで呼ばせてください)のことは正直あまりよく知らなかった… 時折Twitter上で鋭く的を射た言葉を投げていらっしゃるのを見かける以外は。 偶然この本のことを知り、なぜか(読んでみよう)と思ったのだ。 それは、タイトルにある「ししょう」のルビのせいだったかもしれない。 ![]() 我が「師匠」のことを思い起こしつつ、一気に読んだ。 《修行とは不合理と矛盾に耐えること》 (p.18) のっけから膝を叩いて大笑い。 僕自身、10代の頃の師匠の言動に 「そんな理不尽な…!」 と、何度思ったことだろう。 今考えれば、あの時のカミナリも無茶振りも「見えない優しさ」だったのだな。 《個性を伸ばす教育から個性は生まれない》 (p.32) さすが談慶さん! 全く同感です! 《想定外を想定しろ》 (p.112) 察知する力、察知してから対応するまでの時間を限りなく短くすること… この時間Δtをゼロにすることができれば、すなわち「想定外を想定」できたことになるのだろうな。 (コレ、演奏会本番で振っていて時折思うことでもある) 談慶さんの二つ目昇格、さらには真打ち昇進までの描写は真に壮絶。 (入門から13年半だそうである) そして、お披露目パーティでの談志師匠の言葉がこれ。 《…大事なのはプロセスなんです…今までこいつがやってきたことが無駄じゃなくなったのです。みんな、こいつの芸の幅になったのです…》 (p.188) 重く、深く、そしてあたたかい言葉。 読みながら、いろいろなことを考えることができた。 (師匠って、有り難いよな…) 素敵な本だった。 談慶さん、ありがとうございます! |
2013年08月31日
師匠って…
posted by 小澤和也 at 23:56| Comment(0)
| 日記
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