ジャパトラ特別記念公演 〈今昔ものがたり〉 を観、聴く。 (7日@日本橋公会堂) ![]() ジャパトラとは… Japan Traditional Arts Academyの愛称だそうだ。 和楽器、日本画、そして語りを融合した新しい芸術表現集団である。 ![]() ![]() 会場に設えられた花道。 ![]() 舞台上には筝やお囃子の打楽器類、 後方にはピアノも。 オープニングはさながら「口上」のスタイル。 (こっそり撮らせていただいた) 演目はいずれも、音楽と画像を伴った「語り」と言えるもの。 この三者のバランスは時々刻々と変容し、あるときには音楽が、またあるときには画像が表現の中心となる。 かなり乱暴に例えれば、 スライド上映を加えた「ピーターと狼」のような感じ、だろうか。 この公演をご案内くださったのが、音大時代の盟友で作曲家の森亜紀さん。 ロビーで十数年ぶりの再会を果たす。 (写真を撮り忘れたのは大失敗) この日、森さんの作品が2曲演奏された。 「走れメロス」を原案とした『重兵衛走る』、そして「雨月物語」からの『夢応の鯉魚』である。 いずれも決してBGMに留まることなく、特に「重兵衛〜」では、仮に映像が無くとも作品として成立するほどの存在感を覚えた。 パフォーマーの皆さん、すべて素晴らしかった。 中でも僕の中で強い印象を持ったのが、本庄康代さんの語りと島村聖香さんの邦楽囃子である。 特に…島村さんのお囃子! その一打ち一打ちは通奏低音の如き音楽的支柱であり、また時にレチタティーヴォ・セッコのような絶妙の間合いと即興性を見せていた。 (これは…やってみたい!) と正直思った。 物語はどれも親しみやすく、楽しめた…面白かった! (PAの音量だけ、僕にはちょっとキツかったかな) 初めて体験する形のユニットであったが、「これはアリだな!」と素直に感じる。 時間の都合で最後まで聴けなかったのが残念。 森さん、 素敵な機会をありがとうございました! |
2013年09月10日
ジャパトラ初体験
posted by 小澤和也 at 00:31| Comment(0)
| 日記
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