§弦楽四重奏曲第2番ヘ長調 op.41-2 1842年作曲。4楽章からなる。 ソナタ形式の第1楽章。 冒頭の主題が実に清々しい。 次いで現れる第2主題ともども入念に対位法処理が施された、均整のとれた楽章である。 第2楽章:アンダンテの深い響きは、あたかもベートーヴェン後期の変奏曲のよう。 続くスケルツォの怪奇なリズム(執拗なシンコペーションの連続!)はピアノ曲的な発想か。 そして第4楽章は、『春の交響曲』フィナーレの気分をそのまま受け継いだような第1主題で始まる。 ほどなく現れる第2主題を耳にして、アッと思った。 テンポ感こそことなるものの、これは紛れもなく『第2交響曲』フィナーレの「讃美の主題」の先取りではないか! (譜例:上が弦楽四重奏曲、下が第2交響曲) この高貴なるフレーズが、すでにロベルトの心の中に在ったということになる。 (単に僕が知らなかっただけのことではあるが)新鮮な驚きにふっと頰が緩む瞬間であった。 前作から大きな飛躍を遂げたこの作品、「今や青春の真っ直中」といったところだろうか。 |
2013年12月09日
シューマンを辿る(2)
posted by 小澤和也 at 00:38| Comment(0)
| 音楽雑記帳
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