フォーレ作曲、
"Cantique de Jean Racine"。
(ラシーヌの雅歌)
思うところあり、ここに訳詞を試みる。
心より愛するこの小品に寄せて。
その精神世界に
少しでも近づいてゆけるよう。
§ ラシーヌの雅歌
み言葉よ あまねく照らす
天地(あめつち) 永遠の望み
夜の静寂(しじま) 我らの声に
眼差し 注ぎたまえ
恵みの 焔まき放ちて
苦しみ み声もて消したまえ
わが微睡(まどろみ) 取り去りたまえ
み心 違えぬよう
おお クリスト 今ここに 主を寿ぎて
集いし まことの民
永久(とこしえ)なる 栄えを称う
褒めうた 聞きたまえ
み前に 捧ぐしらべ