2020年06月28日

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きょう6月28日は何事もなければ東京農工大学グリークラブのコンサートのはずでした。
 
 
5年に一度、OB/OGの皆さんとともに歌う記念ステージを伴ったスペシャルな演奏会。
男声は『月下の一群』他、女声は『朱鷺』を取り上げる予定でした。
 
 
また、エネルギーとパワーに満ち溢れた二人の学生指揮者と在校生による若き歌声も楽しみでした。
彼らとのプローベが一度もない春〜夏なんてこれまで一度もなかったことです。
(おーい...みんな元気か〜い?)
 
 
「第40回記念演奏会」は来年夏に改めて開催する方向で調整を進めています。
 
 
農工グリーは前を向いて進んで行きます。
 
 
 
 
 
 
posted by 小澤和也 at 22:27| Comment(0) | 日記

2020年06月07日

農工グリー アーカイブス [3]

 
 
アーカイブス第3弾は今からちょうど10年前の記念演奏会から。
OBとの合同演奏による
多田武彦/男声合唱組曲『富士山』です。
 
このジャンルでおそらく五本の指に入るであろう超有名曲。
諸先輩方も実にのびのびと、“うたいたいように (決して悪い意味でなく!)” 歌っていらした記憶があります。
それもまた男声合唱の醍醐味のひとつでしょう。
 
以下全曲をアップします。
お楽しみいただければ幸いです。
 
 
東京農工大学グリークラブ
第30回記念演奏会
指揮: 小澤和也
2010年7月4日(日)
練馬区立練馬文化センター小ホール (つつじホール)
 
 
1. 作品第壹
 
2. 作品第肆
 
3. 作品第拾陸
 
4. 作品第拾捌
 
5. 作品第貳拾壹
 
 
posted by 小澤和也 at 14:03| Comment(0) | 日記

2020年05月31日

2ヶ月ぶりの味

 
この日はコーヒーを飲みに
自転車で “プチ遠出”。
 
久しぶりに訪れたお気に入りのカフェ、
今なお時短&テイクアウトのみの営業とのこと。
マンデリンをオーダー。
いつもと全く変わらぬルーティーンでマスターが丁寧に淹れてくださった。
 
お店の目の前にある公園のベンチに腰かけてじっくりと味わう。
2ヶ月ぶりの「他人様に淹れていただいた」コーヒーのなんと美味しいこと!
 
 
やわらかな陽の光を浴びながらぼんやりと辺りを見渡すと...
少しずつ日常を取り戻しているような街の風景がそこにはあった。
 
 
お店のカップで、ゆったりとした気分でコーヒーをいただける日々が早く戻りますように。
 
posted by 小澤和也 at 22:43| Comment(0) | 日記

2020年05月27日

農工グリー アーカイブス [2]

 
 
昨年8月の農工グリー演奏会の記録、
続いては男声合唱をご紹介します。
 
さくらももこ: 作詩
相澤直人: 作曲
無伴奏男声合唱曲集『ぜんぶ ここに』(全9曲)
 
曲想と詩の味わい、いずれもが農工グリーメンのキャラクターにぴたりとはまった良い選曲でした。
本番中、終曲『自分のほんとう』を振りながら、
(ああ、まだおわりたくないな...)
と思ったその心の感触は今でも憶えています。
 
 
1. ビール工場
 
4. きもち
 
7. 果て
 
8. ぜんぶ
 
9. 自分のほんとう
 
YouTubeにて全曲を公開しております。
ぜひお聴きください。
 
よろしければこちらも↓
『まるむし帳』(拙ブログ記事)
posted by 小澤和也 at 10:04| Comment(0) | 日記

2020年05月23日

フォーレ再入門

 
 
ジェラール・スゼーの歌うフォーレのディスクを久しぶりに聴く。
(写真左、’70年代の録音)
音楽が、詩がぐいぐいと迫ってくる。
魂の揺さぶられようが今までとはケタ違いだ。
これには自分でもただただ驚くばかり。
年齢を重ね、僕の中で “何か” が変わったのだろうか...
 
 
ポピュラーな名作「夢のあとで」「ゆりかご」「月の光」etc.、
いずれも素晴らしかった。
しかしそれ以上に僕の心を強くとらえたのが「幻影 op.113」と「幻想の水平線 op.118」の2つの歌曲集である。
このうえなく繊細かつ澄み切った美しさを湛えた「幻影」、そして「幻想の水平線」で歌われる夢、希望、瞑想そして諦念とフォーレの音楽の “突き抜けた清朗さ” との対比が深い余韻を感じさせる。
 
私の思いは、つつましく、妙なる白鳥、
倦怠の岸辺にそって、夢や、幻影や、
こだまや、霧や、かげや、夜の、
底知れぬ波のうえをすべり進む。
(「幻影」第1曲「水の上の白鳥」より〜詩: ブリモン男爵夫人)
 
私は、その欲望が地上を這いずる者の仲間、
おまえたちを酔わせる風は、私の心を恐怖で満たす、
だがおまえたちの呼声は、夕暮れの奥底で、私を絶望させる、
なぜなら私のなかには、大いなる出発が満たされぬままに残っているから。
(「幻想の水平線」第4曲「船たちよ、われわれはおまえたちを」より〜詩: ド・ミルモン)
 
 
ネット上にはスゼーの’60年代の音源も数多くアップされていた。
気の向くままにあれこれ視聴する。
音質にはいくぶん古さを感じるものの、ここぞという場面でのスゼーの声の張りや表現のゆとりはこちらのほうがいっそう好ましく思えた。
なかでも印象に残ったのが
「優しい歌 op.61」と「5つのヴェニスの歌 op.58」である。
(いずれもヴェルレーヌの詩)
 
繰り返し聴くほどにどんどん引き込まれてゆく。
矢も盾もたまらず、こちらのCDも中古で入手。(写真右)
届いたのは輸入盤に日本語解説書と帯を付属させた昔なつかしいスタイルの盤だった。
(本体にはMade in West Germany (C)1988 と記されている!)
 
「優しい歌」は当時フォーレが心を寄せていた歌手エンマ・バルダックに捧げられており、フォーレにしてはストレートな感情表現をそこここに置いた “愛のうた” だ。
「5つのヴェニスの歌」は連作歌曲集だが、詩はヴェルレーヌの2つの詩集「みやびな宴」「言葉のないロマンス」から採られており、調性感も含め個々のキャラクターが際立っている。
 
 
聴く者の心の襞をそっと愛撫するような、しかし甘さにただ溺れてしまうことの決してないフォーレの音楽。
この数日ですっかり彼の虜になってしまった。
 
posted by 小澤和也 at 11:36| Comment(1) | 日記

2020年05月07日

農工グリー アーカイブス [1]

 
昨年8月の農工グリー演奏会の記録から。
女声合唱はきわめて少人数ながら
松下耕作曲『湖国うた紀行』
に挑戦しました。
滋賀県のわらべうた・民謡を用いた素朴かつ精巧なコンポジション...素敵な作品でした。
メンバーたちの瑞々しい歌声をぜひ皆様にお楽しみいただければと思います。
特に第3曲「甲良の子守歌」、第4曲「船おろし歌」のソロは必聴です!
 
1. まゆとり歌
 
2. きせない
 
3. 甲良の子守歌
 
4. 船おろし歌
 
 
昨年4月、これらの歌の “源流” に触れるべく彦根・甲良・近江八幡などを訪ねたのも良い思い出。
 
『湖国うた紀行』紀行 (拙ブログ記事)
 
 
posted by 小澤和也 at 22:55| Comment(0) | 日記

2020年04月29日

フレスコバルディ 「音楽の精華」

 
 
 
 
ここ数週間、“心を震わせられる音楽” がちょっとだけしんどいときがある。
疲れているのかな...と自分でも思う。
 
そんな弱った心にそっと沁みてゆく音楽、ただひたすら身を委ねるようにじっと耳を傾けていられる音楽がフレスコバルディの「フィオーリ・ムジカーリ」だ。
 
 
“Fiori Musicali”、直訳すると「音楽の花々」。
一般には「音楽の花束」「音楽の精華」などと呼ばれている。
フレスコバルディ Girolamo Frescobaldi (1583-1643) は初期バロック期を代表する作曲家。
ローマやフィレンツェでオルガニストを務め、鍵盤楽器のための作品を多数遺した。
 
 
その代表作「フィオーリ・ムジカーリ」(1635年) は各種ミサにおいて用いられるオルガン曲の集成。
「主日のミサ」「使徒のミサ」「聖母のミサ」の三部からなり、それぞれに
・ミサ開始前のトッカータ
・キリエ&クリステ (6-12曲)
・使徒書簡朗読後のカンツォーナ
・使徒信経後のリチェルカーレ
・聖体奉挙のためのトッカータ
・聖体拝領後のカンツォーナ
など、典礼に即した楽曲が含まれている。
キリエ&クリステはいずれも40秒〜1分半程度と短く、リチェルカーレやカンツォーナも長くて4分くらいの小品だ。
 
[主日のミサ〜キリエ より]
 
 
厳粛に、そして豊かに流れる旋律線。
精緻をきわめたポリフォニーの綾。
(かの大バッハもこの曲の写譜を手元に置いていたとのこと)
半音階的進行や不協和音を巧みに用いた清新な和声感覚。
〜まさに音楽の花であり珠玉であり粋である。
 
 
僕が愛聴しているのは、YouTubeでアップされているSimone Ghellerによるオルガン独奏。
 
主日のミサ:
 
使徒のミサ:
 
聖母のミサ:
 
爽やかな朝に、また静かな夜に、
フレスコバルディの音楽は心の平安をもたらしてくれる。
 
 
 
 
 
posted by 小澤和也 at 16:54| Comment(0) | 日記

2020年04月22日

皆川達夫さん

 
 
皆川達夫さんの訃報を知る。
 
30年以上続けて来られたNHK「音楽の泉」の解説をつい先日退かれたばかり。
最後の放送の結びに『(...)体調にやや不安を覚えるようになりましたので〜』と挨拶されてはいたものの、まさかこんなに早く!...の思いしかない。
 
「音楽の泉」はもちろんだが、僕にとってはそれ以上に「バロック音楽の楽しみ」(NHK-FM) での皆川さんの名調子が強く印象に残っている。
番組のラストはきまって
『バロック音楽の楽しみ、(...)解説は皆川達夫でありました。みなさんご機嫌よう、さようなら』
そして流れてくるテーマ音楽が
シェドヴィル (伝ヴィヴァルディ)のソナタ集Op.13「忠実な羊飼い」〜第2番
であった。
(フルート: ランパル、チェンバロ:ヴェイロン=ラクロワ)
中高生時代、この放送をどれだけ聴いたことだろう。
[この番組のおかげで、僕にとっての古楽のイメージには朝の空気感 (夏はすでに蒸し暑く冬はほんとうに寒かった) と皆川さんの優しい語り口が今でも付いて回っているほどだ]
 
皆川さんの著書にも大変お世話になった。
新書で出ていた「バロック音楽」と「中世ルネサンスの音楽」は本が壊れてバラバラになるほど繰り返し読んだものだった。
 
なかでも「中世・ルネサンスの音楽」の本文中に、今でもソラで言えるほどの大好きなフレーズがある。
それは第5章...ブルゴーニュ楽派の巨匠ギヨーム・デュファイの項、皆川さんの筆が一瞬脱線しご自身が主宰された中世音楽合唱団の話題となるくだりだ。
 
《約三十人の多彩な顔ぶれの老若男女が、(...)古い合唱曲を歌うよろこびを体験している。(...)デュファイの作品には歌うたびに一回一回新しい発見があって、興味がつきない。(...)彼特有の節まわしが出てくると、メンバーたちは「そらまたデュファイ節」といって、うれしそうに笑う。》
 
皆川さんのチャーミングなお人柄が実によく表れている文章ではないだろうか。
正に音楽への愛と情熱に溢れた方であった。
 
皆川達夫さん、ありがとうございました。
どうぞ安らかに。
posted by 小澤和也 at 21:19| Comment(0) | 日記

2020年04月09日

【私的・珈琲備忘録2】ブラジル: セーハ・ド・ボネ

 
 
前回取り上げたマラウイと一緒に買い求めた
ブラジル: セーハ・ド・ボネ。
こちらは中煎り、味わいも実に対照的。
 
 
今回もまずふだん通りに
【豆11g、湯温83℃、160cc、蒸らし時間20秒】
でドリップする。
 
カップから立ちのぼるチョコレートのような甘い香り。
最初の一口はさっぱりと爽やか、柑橘系を思わせる酸味がメインに。
少し冷ますと甘みがぐんと出てくる。
苦みはほんの少しだが決して物足りなくはない。
実にバランスのとれたテイストだ。
 
さて数時間後、愛用のミルを水洗いしてから再度ドリップしてみたのだが...
あれ?
どうも味が違う。
香りも弱く酸味もあまり来ない。
調べてみると、どうやら豆を挽く際の粒度の設定が変わってしまっていたようで、先ほどよりも若干 “粗挽き” になっていた。
(ほんとうに微々たる差なのだけれど)
 
そこで、次は敢えてこの粒度のまま
【豆の量: 12g】に増やして淹れると...
・甘い香りはより豊かに
・爽やかな酸味に加え、コクが明らかに増している
・冷ました後の甘みもいっそう強く
 
全体の印象は最初の1杯目よりも「口の中がワイワイと賑やかな感じ」。
味のバランスというよりは、より際立った個々のキャラを楽しむといったところか。
 
個人的には前者が好み...かな。
 
ともあれ、豆の量による味の差をこれほどまでに実感したのは自分でも驚きだった。
今度から、味をはっきりさせたいときには1段階粗く挽いてそのぶん豆の量を増やしてみよう。
 
 
ブラジルは生産量・輸出量ともに世界一のコーヒー大国。
なかでも南東部のサンパウロ州・パラナ州、そしてセーハ・ド・ボネ農園のあるミナスジェライス州での生産が活発とのこと。
 
 
ミナスジェライス州は昔から鉱山開発が発展、現在でも水晶などの産地として知られる。
州南東部のマタデミナス地区・アラポンガは起伏の激しい山岳地帯に位置しており、セーハ・ド・ボネ (ポルトガル語で “ノコギリの歯” の意) の名称はこの地形に由来するのだとか。
 
 
珈琲道は続く。
posted by 小澤和也 at 22:14| Comment(0) | 日記

2020年04月07日

【私的・珈琲備忘録】マラウイ: ウシンギニ

 
 
いま飲んでいるコーヒーのひとつが
マラウイ: ウシンギニ農園。
豆は艶よく光る深煎りに仕上がっている。
 
 
まずはいつものように
【豆11g、湯温83℃、160cc、蒸らし時間20秒】
で淹れてみた。
 
深煎りならではの香ばしさ、苦み強し。
その奥にかすかな甘みととろみ。
おいしいけれどやや単調な味だ。
 
そのまましばらく時間をおいてみる。
(ちょっと冷めたかな) と思ったところで再び口に含むと...
その瞬間にやわらかなコクと酸味がふわっと広がる。
 
なるほど!
 
それならば、と
【湯温: 82℃】に変えて再度ドリップ。
すると...
苦みの質感はそのままに、まとわりつくような甘みが同時に舌の上へ到達。
 
これはイケる!
 
淹れる際の湯温によって味が結構変わることを改めて学習。
そしてこれは他の豆でも感じることだけれど...
淹れたてのコーヒーを少しだけ冷ますと、最初とはまた違った味わいが楽しめる。
 
 
マラウイ共和国はアフリカ南東部の内陸国。
南北に細長い国土は日本の約1/3の広さ、北部州・中部州・南部州の3つの州に分かれている。
 
 
 
 
 
首都はリロングウェ(=中部州の州都)、経済の中心はブランタイヤ(=南部州の州都)。
そしてウシンギニ農園のあるカタベイ県・ヴィフィヤ高地は北部州に属しており、その州都がマラウイ第3の都市・ムズズである。
(地図上、ピンで示しているのがムズズ)
 
北部州はほぼ高原地帯とのこと。
カタベイ以外でもコーヒー栽培が盛んなのだそうだ。
機会があればそれらの違いも楽しんでみたいな。
posted by 小澤和也 at 09:47| Comment(0) | 日記