2017年10月06日

拙訳 天使の糧

 

"Panis angelicus" (天使の糧) は、セザール・フランクが1872年に作曲し、既存の『3声のミサ曲イ長調』に自ら追加した楽曲である。
オリジナルはテノール独唱およびチェロ、ハープ、オルガンのために書かれているが、その美しいメロディとハーモニーはミサ曲中でもひときわ光を放っており、単独の小品としても様々なスタイルで演奏され、歌われている。
(余談だが、僕がこの曲を初めて知ったのは吹奏楽のための編曲版であった...アルフレッド・リードのアレンジが実に素晴らしい)

テキストは中世イタリアの哲学者・神学者、トマス・アクィナス作の賛歌 "Sacris solemnis"から採られている。
 
 
§ Panis angelicus 

Panis angelicus
fit panis hominum;
Dat panis coelicus
figuris terminum:
O res mirabilis!
Manducat Dominum
pauper, servus et humilis.


期するところあり、このたび僭越ながら訳詞を試みた。
この愛すべき佳品に心からの敬意をもって。


§ 拙訳 天使の糧

天使の糧を
人の子らに
天つ糧の
奇(く)しき徴(しるし)
イエス御身をば
与え給う
貧しき 主の僕(しもべ)に


 
posted by 小澤和也 at 20:15| Comment(0) | 日記

2017年10月03日

校歌をうたう楽しみ、うたえるよろこび

 
 
第12回青春かながわ校歌祭に今年も参加。
(9/30、厚木市文化会館)
 
 
本番前、会場地下のリハーサル室にて声出しと最終確認練習。
総勢35名 (ピアニスト、指揮者含め) による、校歌をこよなく愛するメンバーによる混声合唱団がここに結成。
 
今回の校歌祭では特別出演として、福島県立富岡高校 "母校で校歌を歌い隊" が遠路はるばるいらしてくださった。
 
 
"歌い隊" の代表、青木淑子さんによる心のこもったスピーチに続き、"歌い隊" のみなさんが登壇。
明るく美しい富岡高校校歌がホールに響いた。
 
 
「校歌が人と人の心を結びつけます」
青木さんの言葉が忘れられない。
 
そしてわが母校のステージも無事終了。
あたりまえのように集まって大好きな校歌をうたえる...これが実はとても貴重なことなのだということを改めて心に留めながら指揮をした。
 
 
 
オンステージ後の記念撮影。
達成感と解放感に浸る顔、顔、顔。
ご参加のみなさま、お疲れさまでした。
また来年も楽しくやりましょう!
 
 
 
posted by 小澤和也 at 23:46| Comment(0) | 日記

2017年09月29日

天文台のポストカード

 
 
いつものブックカフェで素敵なポストカードを見つけた。
国立天文台三鷹「登録有形文化財」を描いた10枚セット。
イラストは桑江美実さん。
 
バラで数枚ディスプレイされているのを偶然手に取ったのが出会いのきっかけ。
(最初はこれらが天文台関連のイラストであることすら分からなかったのだが)
 
 
やわらかな線と優しい色づかい。
同時に、絵に添えられた (むしろ絵と "一体となった" と言うべきか) ローマ字の表記が目を引いた。
 
Gautier Shigokanshitsu
 
ゴーチェは良いとして。
シゴ...カン...シツ...これって何?
カードの裏面を見ると『ゴーチェ子午環室』と...納得!
 
こうなると他のカードも見たくなるではないか。
 
 
Dai sekidou gishitsu =『大赤道儀室』
 
そのほか
Taiyou bunko shashin gishitsu
=『太陽分光写真儀室』
Gautier shigokan dai-ichi shigosen hyoushitsu
=『ゴーチェ子午環第一子午線儀室』etc.
天文学用語の知識が全くない僕にとっては実に新鮮な "ことばのひびき" であった。
 
書棚の奥に10枚セットが置かれていたので、迷わず購入と相成った次第。
飾るのも、使うのも楽しみである。
 
 
 
 
 
 
 
posted by 小澤和也 at 14:52| Comment(0) | 日記

2017年09月19日

演奏会のごあんない

 
 
これから出演するイベントのお知らせです。
 
§第38回 江戸川区合唱祭
(合唱団あしべ)
 
日時…2017年10月22日(日)  午後開演
会場…タワーホール船堀
出演…合唱団あしべ、小澤和也(指揮)、平岡祐子(ピアノ)
 
あしべ恒例の秋の本番、合唱祭。
しばらくぶりに『落葉松』を手掛けたいなと、春先からずっと思っていた。
そんな折、作曲者ご自身によって二部合唱版として書き下ろされた曲集が出ていることを知り、これ幸いとばかりに楽譜を入手。
『落葉松』はあしべのメンバーにとっても馴染みの曲である。
前回取り上げた当時のことなどを思い出し、あれこれ語り合いながら楽しく練習を進めていた。
それだけに小林秀雄さんの訃報を知った時には、驚きそして哀しみとともに何とも表現し難い "巡り合わせ" のようなものを感じたのだった。
 
木下牧子さんの『誰かがちいさなベルをおす』はピアノの平岡先生から「こんな素敵な曲がありますよ」と教えていただいた作品。
「女声・同声合唱による10のメルヘン 愛する歌」に収められている。
子ども向けの童話や絵本が我々大人の心にもすっと響き渡る瞬間があるように、この曲も一見あどけない表情の中に淡い陰翳を持っているような、そんな気がするのだ。
 
 
毎年、区内の数多くの合唱団が素敵な歌声を披露される合唱祭。
ご興味がおありでしたらぜひお出かけください。
 
 
 
 
posted by 小澤和也 at 23:50| Comment(0) | 演奏会情報

2017年09月15日

珈琲な昼下がり

 
行きつけのブックカフェのご主人Tさんのご厚意により、仕入れに同行する形でとある自家焙煎珈琲豆のお店を訪れた。
 
 
迎えてくださったのは店主のSさん。
こじんまりとした店内に大きな焙煎機と木のテーブル、そしてこだわりの豆がずらりと並んだ棚が。
 
 
さっそく試飲をさせていただく。
これほどに甘みを感じるブラジルは初めてだ。
 
 
「フィルタの紙質で味は変わります」
(Sさん談)
 
 
あらゆる所作にSさんの珈琲への深い愛情がひしひしと感じられる。
 
 
美味しく淹れるための技術やコツを惜しげもなくあれこれ伝授してくださるSさん。
三人のお喋りは珈琲の話からいつしか音楽談義へと…
緩やかな時間が流れてゆく。
BGMはバッハのオルガン曲。
 
 
コロンビアや僕の好きなマンデリンも良かったのだけれど、一口めのインパクトが忘れられず、今回はブラジルを購入。
あのときの味を自分でも出せるようになりたいものだ。
 
 
posted by 小澤和也 at 23:13| Comment(0) | 日記