2023年07月01日

演奏会のごあんない

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《ベルギーの作曲家ペーテル・ブノワの知られざる名曲を12名の精鋭が歌います》

ペーテル・ブノワ研究会 発足記念演奏会
PETER BENOIT
“HOOGMIS” (荘厳ミサ)

2023年9月23日(土・祝)
15:00開演
@ピアノスタジオフィックス立川
(JR立川駅、多摩都市モノレール立川南駅下車)

フォーレ: ラシーヌの雅歌 作品11
ブラームス: マリアの歌 作品22
ブノワ: 荘厳ミサ

PBIヴォーカル・アンサンブル
冨田優(ピアノ)
小澤和也(指揮)

全席自由 2500円
主催: ペーテル・ブノワ研究会 Peter Benoit Instituut
お問い合わせ: pbi340817@gmail.com


日本では2008年の初演以来、おそらくは二度目の演奏となります。
みなさま、どうぞお出かけください。
posted by 小澤和也 at 22:29| Comment(0) | 演奏会情報

2023年06月01日

演奏会のごあんない

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湘南アマデウス合奏団へ2年ぶりに客演します。

2年前のその演奏会 (2021103日、第49回定期は、いわゆる新型コロナ禍によってコンサートはおろか日頃の練習もままならないという厳しい状況のもとで敢行されたものでした。

その後少しずつ収束に向かってゆく中で昨秋は久々にアマデウス合唱団 (姉妹団体との共演も叶い、そして今回の演奏会のための合奏がスタートしました。


私はプログラム前半、オーケストラ作品の指揮をします。

『ドン・ジョヴァンニ』序曲は言わずと知れた名曲中の名曲、交響曲ニ長調K.204はモーツァルトが自作のセレナードを自ら編作し交響曲の形に調えたというかなり珍しい作品です。

後半のミサ曲ハ長調K.337 (「ミサ・ソレムニス」とも称されますは合唱団のマエストロ、堀部隆二先生のタクトにより演奏されます。



§湘南アマデウス合奏団 53回定期演奏会

(合唱団・合奏団合同 25回定期演奏会)

20231015() 14:00開演

藤沢市民会館大ホール

\1000 (全席自由)

 

<オール・モーツァルト・プログラム>

『ドン・ジョヴァンニ』序曲 K.527

交響曲ニ長調 K.204

ミサ曲ハ長調 K.337 


指揮堀部隆二、小澤和也

出演湘南アマデウス合奏団・合唱団



みなさま、どうぞお出かけください。

posted by 小澤和也 at 21:55| Comment(0) | 演奏会情報

2023年05月31日

久々の「春の歌声」

江戸川区 第44回中央地域まつり、
新型コロナ禍を乗り越え4年ぶりに開催。
(28日、東小松川公園)

合唱団あしべも出演しました。
ステージに先立つ式典では、開会に際して江戸川区歌を斉唱、私も指揮を仰せつかりました。
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正直なところ4年のブランクは小さくなく、メンバーからも「歌えるかしら」と不安の声がありましたが...
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いざステージに立つと、皆さんすっかり “歌い手の顔” に。
(本番ではマスクを外すことができたのもよかったです)
『茶摘』『フニクリフニクラ』『心の瞳』の3曲を晴れやかな表情で聞かせてくださいました。

これまで当たり前のことと思っていた「集うたのしみ」そして「歌えるよろこび」をしみじみと味わうことのできた一日でした。
posted by 小澤和也 at 21:24| Comment(0) | 日記

2023年05月07日

音楽事典で見る『ペーテル・ブノワの生涯』

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西洋音楽を扱った世界最大の参考文献のひとつである「ニューグローヴ世界音楽大事典」。
この中でペーテル・ブノワがどのように取り上げられているか、以下に拙訳を試みた。

※一文ごとの改行、および段落毎に適宜施した空白行は小澤によるものである
※本文の後に記載された「主要作品一覧」他は省略した


ペーテル・(レオナルト・レオポルト・) ブノワ (1834年8月17日 ハレルベーケ生まれ〜1901年3月8日 アントワープにて没)
はベルギーの作曲家、指揮者、教育者。
彼は父親から最初の音楽レッスンを受け、その後ピアノとオルガンをP. カルリエル (デッセルヘムの堂守、オルガニスト) に学んだ。

1851年にブリュッセル音楽院の生徒となり、ピアノ・和声・対位法・フーガおよび作曲を受講、1854年に和声と作曲で一等賞を受賞する。
彼の主任教師は校長のフランソワ=ジョセフ・フェティスであった。

音楽院での勉強を終えた後、彼はC.-L. ハンセンス (モネ劇場の指揮者) のもとで勉強を続ける。
この頃のブノワはやむなくモネのオーケストラの追加トライアングル奏者となるほどに厳しい経済的苦境にあった。
その後1856年に彼はブリュッセルのパルク劇場の指揮者となる。

ブノワは1857年にカンタータ『アベルの殺害』(仏語のテキストによる。当時の政府によってそのように規定されていた) でベルギーのローマ賞を受賞した。
フェティスのアドバイスにより彼は賞金をドイツ楽旅の費用に充て、ケルン、ドレスデン、ベルリン、ミュンヘン、およびプラハにて過ごす。

帰国後ブノワはパリへ移り、1862年にブフ=パリジャン劇場の指揮者となった。
しかし1863年に彼は辞任しベルギーへ戻り、はじめブリュッセルに、次いで1867年にアントワープに定住、そこでフランドル音楽学校を設立する。

短期間のうちにこの学校はフランドルにおける音楽教育を確立するための困難な闘争の、またフランドルの人々の文化的発展のためのより大きな運動の重要な要素となった。
ブノワのたゆまぬ努力はベルギー政府が学校を承認したばかりでなく1898年にベルギーの仏語圏の音楽院と同じ権利を持つ王立フランドル音楽院にその地位を引き上げたことにより報われる。
ブノワはさらに、アントワープにおけるフラマン語の歌劇場の必要性を主張した。
1890年にネーデルランド・リリック劇場が設立され、1893年にこれがフランダース歌劇場となった。


作曲家としてブノワはフランドルの音楽に新しい命を吹き込んだ。
彼はフランドルの人々に彼らの芸術への信念を与え、彼自身の創造的な実例を通して他の者たちが作曲することを奨励した。
彼の主な目的は、フランドルの音楽生活を一般的なヨーロッパ文化のレベルに引き上げ、ベルリオーズやリスト、ワーグナーらによって示された規範に合わせることであったが、フランドルの国民意識運動とも関連していた。
彼の作品のこれらの2つの側面は、その画家の生きた時代のアントワープを描いた『ルーベンスカンタータ』の中に見られる。

様式のうえで彼の作品は19世紀のロマン主義に属している。
当初、フェティスの影響による彼の書法はフランス楽派のそれに近かった。
初期作品ではベートーヴェン、メンデルスゾーン、リスト、ショパン、ウェーバーからの影響を受ける。
しかし、彼のスタイルが発展するにつれ、ベルリオーズやマイアベーアの様式へ傾いていった。
創作力の最盛期において彼はワーグナーを思わせる劇的効果とともに大胆で非古典的な和声を用いた。


ブノワは主に声楽曲の作曲家であり、大規模な合唱ミサ曲への際立った熟達の力を持っていた。
彼は意識的に自身の芸術をフランドルの人々の中に根ざした道徳的感覚の支配下に置く。
彼の第一の作曲の目的は大衆によって演奏され理解されることであり、そのために彼は後期作品のスタイルを意図的に平易なものとした。
彼は伝統的な民俗音楽や芸術音楽のメロディとリズムの中に国民性を探し求める。
キャリアの初期において彼は既存の作品を用い、また子供のためのカンタータを考案した。
彼が採用した最も独創的な形式は、俳優がリズムで話し、全体を通してオーケストラが伴奏する形の音楽劇であった。
ブノワは国際的な知的資質を持った教育者であり、その音楽院のカリキュラムは時代をはるかに超えるものであった。

(ここまで)
posted by 小澤和也 at 18:15| Comment(0) | 音楽雑記帳

2023年03月23日

ご来場御礼

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立川市民オペラ2023
マスカーニ『カヴァレリア・ルスティカーナ』、二日間の公演が無事終了した。
(2023.3.18&19 @たましんRISURUホール)

感染症拡大予防の観点からオーケストラピットが使用できず、舞台前面がキャストおよびコーラスのアクティングエリアとなりオーケストラはその後ろに配されるという特殊な舞台設計となったこのたびの公演。
当然ながら指揮者はオーケストラのすぐ前に立つためソリストも合唱も指揮を直視することができない。
そこで彼らが頼りにするのは1階客席最前列に置かれたモニタ画面 (ここにマエストロの指揮姿が映し出される)、そして客席最後方から送られるペンライトの合図である。

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僕は今回もこの役を担当、ガラスで隔てられた小部屋に籠り2本束ねたライトを振り続けた。
例年と同様に
「できるだけ簡潔に、かつ効果的なペンライトの光の軌跡をもって如何にコーラスのクオリティを磨いてゆくか」
という命題を自らに課しながら。

合唱のアンサンブルは両日を通して実に素晴らしかった。
演奏中これほどまでにメンバーとの一体感を覚えたことはかつてなかったのでは...と思えるほど。

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プログラムの第1部は『管弦楽が奏でるヴェリズモオペラ』と題し、レオンカヴァッロ、ジョルダーノ他のオペラ間奏曲が披露された。
今回が立川市民オペラとの初共演となったTBSK管弦楽団 (ゲストコンサートミストレス: 三輪紫乃) は若いメンバーを中心に編成された素晴らしい市民オーケストラであった。

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(初日組キャストの皆さん他と)

会場にお運びくださいましたお客さま、応援してくださった皆さまに改めまして御礼申し上げます。
合唱団の皆さん、ご盛会おめでとうございます&お疲れさまでした!
コーラスサポートメンバーの皆さんにはどんなに感謝してもし足りない思いです。
そしてこの数ヶ月間ご一緒してくださった音楽スタッフの仲間達にも心からの敬意を!
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posted by 小澤和也 at 01:36| Comment(0) | 日記